日本食研ホールディングス(HD)は、鮮魚売場向けにストレートタイプの家庭用鍋つゆ商品「村上海賊漁師鍋つゆ」=写真=を7月から新発売した。同品は、地元である今治の地域活性化や魚食文化の拡大に貢献するため、今治市や今治市大島の愛媛県漁協宮窪支所と協力し、官民一体となって開発した商品で、宮窪漁協の漁師が水揚げした天然マダイからエキスを抽出し、瀬戸内海産の塩と合わせた「鯛塩味」に仕立てている。

村上海賊は、室町時代から戦国時代にかけて瀬戸内海を中心に勢力を誇った日本最大の海賊で、水先案内など海の安全を守る役割も果たしていた。大漁や戦勝を願う験担ぎとして海の幸をふんだんに使用した鍋料理を食べていたとされており、同品も村上海賊が食べていたとされる鍋をイメージし、タコやカキ、オキアミなど魚介のうまみがたっぷりの豪快漁師鍋が楽しめる鍋つゆとなっている。

村上海賊漁師鍋つゆ750g

 

「村上海賊漁師鍋つゆ」の内容量は750gで、標準小売価格は286円(税別)となっている。

◇日本食糧新聞の2023年7月10日号の記事を転載しました。