とうもろこしのたんぱく質や脂質は玄米並み。ビタミンB2や食物繊維は玄米の約3倍ある一方、カロリーは約3分の2。消化も早く、他にビタミンA・B1・E、カリウム、鉄分、銅、アスパラギン酸も。黄色い色はカロテノイドの一種、β-クリプトキサンチンやゼアキサンチンなど。旬のとうもろこしを使ったオススメレシピをご紹介。とうもろこしのおいしさが存分に味わえるので、ぜひ一度つくってみて!

シャキッならば湯から3~5分

入手したらその日のうちに調理して甘みをキープ。シャキッとした歯ごたえなら湯から入れて3~5分、ジューシーでふっくらなら、水から入れて沸騰後3~5分ゆでて。ゆでたてを熱いうちにラップで包めば、粒のしわもなし。電子レンジ加熱なら皮つきのままで。皮の中で蒸された状態になりみずみずしさをキープ。途中で上下の向きを変え3~5分が目安。

コーン

とうもろこしクイズ

<Q1>とうもろこしのひげの本数は?
A:実(粒)の数と同じ
B:肥皮の枚数と同じ
C:栽培日数と同じ

<Q2>とうもろこしは1本に何粒くらい実ができる?
A:約100粒
B:約300粒
C:約600粒

<Q3>とうもろこしを一番おいしく食べるためのタイミングは?
A:収穫してすぐ
B:収穫して4~5日後
C:収穫して1週間後

コブサラダ

とうもろこしを使ったコブサラダ

【材料】(2人分)
トマト 1個
レタス 2枚
アボカド 1/2個
サラダチキン 60g
ゆで卵 1個
「キユーピー コブサラダ ドレッシング」 適量
「サラダクラブ レッドキドニー(赤いんげん豆)」 1袋
とうもろこし 1/2本

【作り方】

  1. レタスは冷水にさらして水気をきり、食べやすい大きさにちぎる。
  2. トマト、アボカド、サラダチキンは1cmの角切りに。ゆで卵は4等分のくし形切りにし、さらに半分に切る。とうもろこしは皮をむき、ヒゲを取る。洗った後ぬれたまま、乾いたクッキングペーパーで包み、ラップをかけ、電子レンジ(600W)で約3分30秒加熱する。
  3. 器に(1)を敷き、(2)、レッドキドニーを盛りつけ、ドレッシングをかける。
    レシピ:キユーピー

ホットケーキミックスでつくるツナコーンピザ

ツナコーンピザ

カレー風味を効かせたツナコーンとほんのり甘い生地が子どもに大人気です。

【材料】(1枚分)
ホットケーキミックス 100g
水 大さじ3
オリーブオイル 小さじ1
塩 ひとつまみ
コーン 大さじ2
ツナ 1/2缶
マヨネーズ 大さじ2
カレー粉 小さじ1
ピザ用チーズ 適量
パセリ 少量

【作り方】

  1. オーブンを250℃に予熱し、ホットケーキミックス・水・オリーブオイル・塩をボウルで混ぜる。
  2. 粉っぽさがなくなったら手でこねて、ひとまとまりにする。
  3. クッキングシート2枚ではさんで上から押してうすくのばし、丸く形を整える(麺棒でのばしても◎)。
  4. コーン・ツナ・マヨネーズ・カレー粉を混ぜ合わせて生地の上にひろげて、ピザ用チーズをのせる。
  5. 250℃のオーブンで10分焼き、仕上げにパセリをふる(トースターでもOK)。焦げそうな時はアルミホイルをかぶせる。

詳細はこちら→働くママを応援する今春のベストレシピは「ホットケーキミックスでつくるツナコーンピザ」!

とうもろこしの炊き込みごはん

とうもろこしの炊き込みご飯

【材料】(4人分)
とうもろこし 1本
米 3合
塩 小さじ1・1/2

【作り方】

  1. とうもろこしの実を芯から外す。
  2. 米を研ぎ、分量の水を炊飯器の内釜目盛りまで入れる。浸水させた後、塩を加え、軽く混ぜて溶かす(時間があれば、30分ほど浸水する)。
  3. とうもろこしの実と芯をのせて、炊飯スイッチを入れる。
  4. 炊き上がったら、芯を取り除き、さっくりと全体を混ぜ合わせて完成。

詳細はこちら→栄養管理士おすすめ! とうもろこし活用レシピ4選

鶏ひき肉ととうもろこしのオムレツ風!

鶏ひき肉ととうもろこしのオムレツ風

【材料】(4人分)
鶏ひき肉 400g

A 塩、こしょう 少々
A 酒 大さじ4
A しょうゆ 大さじ4
A みそ 大さじ1

ゆでとうもろこしの実 1本分(約280g)
ピーマン 2個
水溶き片栗粉 大さじ2
プロセスチーズ 3個
卵 4個

B 牛乳 大さじ2
B 塩 少々

油 大さじ1
ケチャップ 適量

【作り方】

  1. ゆでとうもろこしは芯から実を外す。ピーマンはみじん切りにする。
  2. 鍋に鶏ひき肉とAを入れ菜箸で混ぜながら強めの中火にかける。ひき肉の色が変わってきたら(1)を加え、2分炒めて火を止める。
  3. 鍋を傾けて汁気を寄せて、水溶き片栗粉を加え、余熱でとろみをつける。
  4. (3)に小さく切ったチーズを加えて混ぜ、皿に盛りつける。
  5. ボウルに卵を割りほぐし、Bを混ぜる。フライパンに油を入れ中火で熱し、卵液を加え全体に混ぜながら大きな卵焼きを焼く。
  6. 半熟くらいの時にひっくり返して(4)にかぶせる。ケチャップをかけて完成。

詳細はこちら→鶏ひき肉とトウモロコシとピーマンで作る夏のおかず!アレンジも楽しめる超特急10分レシピ

とうもろこしクイズの答え

<Q1>答え:A
とうもろこしの先端に伸びるひげは「めしべ」です。めしべが受粉して実ができるため、ひげの本数と実(粒)の数は同じ。「おしべ」はとうもろこしの茎の頭頂部にあるススキの穂のようなもの。ここから花粉を落とし、受粉させていきます。

<Q2>答え:C
品種にもよりますが、1本のとうもろこしには約600粒の実がつきます。ひげの本数も同じなので、ひげも約600本あるということに。とうもろこしの雌花は2つ対で咲く特性があるため、できる実の数も偶数になると言われています。

<Q3>答え:A
とうもろこしは、鮮度が大切な野菜。収穫してすぐは糖分があり甘みを感じますが、時間が経つと糖分がでんぷんに変わり甘みが落ちていき、切り口や穂先からは水分が抜けてしまいます。すぐに食べることができない時はラップを密着して保存し、2~3日以内には食べましょう。

◇百菜元気新聞の2022年6月1日号の記事を転載しました。