9月頃まで旬のオクラは、育つのが早く次から次へと食べ頃サイズになる野菜です。今回は、商品の規格にあわないサイズや形のオクラが毎日大量に持ち帰られる農家のキッチンから、毎日食べても飽きないように様々な料理でいただけるオクラ簡単レシピをご紹介。

オクラをメイン料理にしよう

オクラというと、茹でて鰹節と醤油をかけたらそれだけで立派な副菜になるくらい手軽にいただける野菜。(鰹節+醤油マヨが我が家のおすすめ)。このほかにも、ポン酢をかけたりお浸しにしたりと味付けを変えながら食べることができます。

今回ご紹介するのはオクラをメイン料理(ごはんのおかず)にするレシピです。大人も子供も好きな、甘辛タレが絡んだものや、柔らかく茹でて麺とツルツルっと食べられるメニューも!

オクラの豚肉巻き ご飯にあうおかず

オクラを豚バラで焼き、甘辛タレで味付け!これはもう間違いなくご飯にもお酒にも合います。豚肉で巻く野菜といえばえのきだけ・アスパラなどもお馴染みで筆者もたまに作りますが、オクラは表面の産毛があるからか、形状が良いのか、他の野菜よりもお肉を巻きやすい印象。作りやすい、というのも時短につながるポイントです。

【材料】
オクラ 10本
豚バラ 100gくらい
★醤油・酒・砂糖・みりん 各大さじ2

【作り方】

1. オクラのガクの部分(ヘタの固いところ)を削ぐ。これが面倒な方は切り落としても良いし、そのまま使用してもOK。

2. 豚バラスライスを、半分の長さにカットして1本ずつ巻き付ける。

3. フライパンを熱し、肉の巻き終わり部分を下にして焼く。

4. 焼き色がついたら反対側も焼き、★の調味料を入れて味付けたら完成。

オクラの天ぷら 時短バージョン

こちらは、多くの農家で好まれている食べ方です。「天ぷら」というとものすごく面倒なイメージが浮かびそうですが、心配ご無用!揚げ油を火にかけて、適温になるまでに下準備が完了しちゃいます。比較的薄衣にできる簡単レシピなので、おすすめ。

【材料】
オクラ 10本
揚げ油 適量
★小麦粉 大さじ2
★片栗粉 大さじ1
★マヨネーズ 大さじ1
★水 20cc

【作り方】

1. 揚げ油を用意し、火にかける。

2. ボウルに★を入れて泡だて器で混ぜて衣をつくったら洗って水気を切ったオクラを入れて衣をまとわせる。

3. 180度の油で1~2分。衣がカラっとなれば完成。

※育ちすぎた大きいオクラや固いものの場合はもう少し長めに揚げた方が良いかもしれません。

塩でさっぱりおいしい。揚げた方が、茹でるよりもオクラのトロっと感が強い気がします。

オクラ蕎麦 麺との相性もバッチリ!

オクラを茹でて刻んで混ぜると粘りが出て出汁や麺に絡みやすくなります。ちょっと多いかな?というくらいたっぷりのせても、違和感なくツルっと食べられます。今回は冷やし蕎麦ですが、かけそばにも合います。

【材料】(2人分)
蕎麦 200g
オクラ 10本
そばつゆ お好みの量
卵黄 2個(温泉卵でもOK)
天かす お好みで

【作り方】

1. 蕎麦を茹でる用のお湯を沸かす。(大きな鍋にたっぷり)

2. お湯が沸いたら、先にオクラを1分茹でて取り出し、その後蕎麦を茹でる。

3. 取り出したオクラは軽く水で冷やし、ガクの部分をカットしたら小口切りにしておく。

4. ゆであがった蕎麦を水で洗い、氷でしめたら器に盛る。

5. 刻んだオクラ、天かす(いか天を砕いたものでもOK)を盛り、真ん中に卵黄を落としたら完成。好きな量だけそばつゆをかけてしっかりまぜていただきます。

オクラの下処理(板ずり)は省略しても

オクラを使用したレシピではよく、最初に「板ずり(塩を振って揉んで産毛を取る)」という作業がよくありますが、個人的には今回のレシピでは特に気になることなく美味しく食べられますので、省略してもいいと思います。

オクラは基本的に生食もできる野菜なので、生で刻んで他の食材と和えたりして食べることもあります。その時は舌触りに影響しそうですが、茹でるなどの火を通す場合は柔らかくなります。ひと手間省けるうえに特に違いなく美味しくいただけますよ。