8月に入ったときはものすごく暑い日が続きましたが、中旬以降、台風や雨がバタバタとやってきて、まだ湿度の高い日々です。こんな天気では、ぐったりしますよね。今回は、暑い夏をのりきる、ということで、ぐったり感を緩和できそうなレシピをご紹介します。

料理研究家の杵島直美先生に教えていただきました

今年も杵島直美先生に教えていただきました。だしを取ったり、甘酢を作ったり、様々な実習をしました。

カレーうどんに使用した麺つゆは、だし:みりん:醤油が4:1:1の割合。鍋にみりんを入れ煮立て、だし半量を加えます。再び煮立ったら残りのだしを入れ煮立て、醤油を加え、火を止める。麺つゆは炒めものや煮物にも使え、大変万能です。

(左上から)きゅうりとミニトマトの甘酢煮、フライパンやきとり、カレーうどん、エビと若芽の酢の物

超万能!しっかり濃い味で食べたいときの手作り焼肉のたれ

焼肉のたれは、すぐに使わない場合は冷蔵庫で保存しましょう。半月は保存できます。

【材料】
りんご 1/6個
玉ねぎ 1/6個
ニンニク 1/2片
生姜 皮つき10g

A 酒 大さじ2
A みりん 大さじ1
A 砂糖 大さじ1
A はちみつ 大さじ1
A しょうゆ 大さじ4

【作り方】
1.りんごは種を除き、生姜は皮をむき、ニンニクは芯を除く。
2.(1)と玉ねぎをすりおろして、ボウルにのせた万能こし器でこす。
※スプーンで押し付けて汁をしっかりしぼる。
3.小鍋にAを入れてよく混ぜてから中火にかける。煮立ったら(2)を加えてアクをとり除き、弱火にして混ぜながらとろみがつくまで3分ほどかけてゆっくり煮詰める(出来上がりの目安大さじ4~5)。

料理は「フライパンやきとり」、まとめて作りおきしておくと重宝します

今回の食物実技講習会は、1日目が講義、2日目が調理実習でした。

午前中は「手作りたれ」を活用したレシピで実習。「だしの取り方」、「焼肉のたれ」、「甘酢たれ」、の3つを使い、フライパンやきとり、きゅうりとトマトの甘酢煮、エビと若芽の酢の物、麺つゆ、カレーうどんを作りました。

午後は「ロールケーキ(砧巻き)」の実習で「焼き芋餡」と「キャラメルナッツ」の2種。ナッツはピーカンナッツを使用しました。ナッツ類は、ビタミン、食物繊維も豊富です。

ロールケーキ(砧巻き)焼き芋餡

調理をさっと済ませたいときに、作り置きの万能たれ

今回実習した「手作りたれ」。焼肉のたれは、焼肉にはもちろんのこと、今回のようなやきとりにも使用できます。肉野菜炒めなどに使用してもおいしそうです。

ロールケーキでは、キャラメルソースの作り方も教えてもらい、他の菓子にも応用がきくので料理の幅が広がりました。

<食物実技講習会を受講した方からの意見・感想>
・間違った情報に振り回されないよう、子どもたちへの教育をしっかり大人も含め勉強していかなければならないと思いました。
・医学的な視点からも根拠を元に話してくださり、とても興味深い講座でした。
・「だし」については、これから学校で実習をするので、改めて勉強になりました。
・市販のたれは使わないので、とても参考になりました。ポイントや応用についても丁寧に教えていただき、よかったです。
・ロールケーキは巻き方、キャラメルソースの作り方、生クリームを入れるタイミングなど難しかった。応用し色々なメニューに活用できそうです。