明治は今夏「明治 エッセルスーパーカップ」のアレンジレシピの発信を強化する。「ヨーグルトエッセル」「ほうじ茶エッセル」「ウイスキーエッセル」など、同シリーズ品に一手間加える簡単レシピを9種類考案。SNSなどに投稿し、食シーンと購買層の広がりを狙う。また、30日から期間限定品「カフェオレ&クッキー」(写真)も新発売。人気だったフレーバーの再発売で、最需要期の露出アップと売場活性化を目指す。

期間限定で「カフェオレ&クッキー」が再登場

同社は17日、本社(東京都中央区)でメディア向け試食会を開催し、同シリーズの歴史を解説。発売から24年、順調に売上げを拡大し、17年はシリーズ累計(マルチ含まず)で200億円を突破するまでに成長した。今夏は15年に発売し、リピート率の高かった「カフェオレ&クッキー」を再度発売し、同ブランドの強化を推し進める。

一方、少子高齢化を背景に、メーンターゲットの中高生が減少していくという課題も抱える。今回のアレンジレシピの発信は「大容量」「ラクトアイス」といった同品の商品特性を生かして、その課題に新たな切り口で対応していく方策の一つとして位置付ける。

同社担当者によれば、ラクトアイスである同品は、香り立ちの良さとサッパリとした後口が特徴で、アレンジメニューの作成に最適。今回、この特徴を生かして定番から意外性あるメニューまで、計9品のアレンジレシピが試食に供された。

納豆を混ぜ合わせ「トルコアイス風エッセル!?」

定番メニューとしては「超バニラ」1カップにギリシャヨーグルト大さじ2杯を混ぜた「ヨーグルトエッセル」(ブランドサイトに掲載)、「抹茶」に黒みつときな粉を適量かけた「抹茶の和風エッセル」(公式インスタグラムに投稿)などが登場。

「超バニラ」1カップにほうじ茶パウダーを大さじ3杯混ぜた「ほうじ茶エッセル」は初披露だが、多くの人に受け入れられる定番の味と呼べそうだ。

一方、「超バニラ」にバルサミコ酢を大さじ1杯混ぜた「バルサミコエッセル」(ブランドサイトに掲載)は独特の酸味でさっぱりと味わえ、暑い時期にぴったり。同品にウイスキーを適量混ぜた「ウイスキーエッセル」も大人の味として好評を博しそう。

最も意外なところでは、納豆を混ぜ合わせた「トルコアイス風エッセル!?」を提案。よく混ぜ合わせることで、納豆の臭みは消え、トルコ風アイスのような粘りを楽しめるという。

そのほか、チョコレートに含まれる「テオブロミン」の機能性に着目した「集中力UPエッセル」、温かいコーヒーを適量注いで作る「コーヒーエッセル」、白練りごまを15g加えることで、独特の香ばしさとまろやかさを楽しめる「セサミエッセル」など、同シリーズのブランドサイトや公式インスタグラムで、楽しくおいしいアレンジレシピが確認できる。

◇日本食糧新聞の2018年7月25日号の記事を転載しました。