アンニョンハセヨ!埼玉県狭山市在住の韓国家庭料理研究家・在日コリアン3世の李亜民です。韓国では日常的に食べられている青とうがらしですが日本ではあまり食べませんよね。畑でたくさんなっているけどどう食べればいいの?とよく質問が。青とうがらしもステキな一品になるんです。いろいろとアレンジした食べ方を今回もおすそ分けしますね。

しょうゆ漬&みそ漬なら間違いなし!

畑でたくさん収穫したらきれいに洗ってしょうゆ漬やみそ漬にしましょう。ヘタは取っても取らなくてもok!たくさん漬けて保存食に。

青とうがらしは赤さが増すと辛くなります。青いうちは品種にもよりますがほとんど辛くないです。とうがらし=辛いという概念を一度ひっくり返していろいろな食べ方にチャレンジしてみましょう。たまに辛いのがまじっています。そのときは《あたり》ということで!

青とうがらししょうゆ漬レシピ

▼材料
・しょうゆ
・お酢
・砂糖
●青じそドレッシング 少々
◇青とうがらし 10本

▼作り方
1.しょうゆ&お酢&砂糖は2:1:1
2.(1)に青とうがらしを輪切り1cm間隔くらいに切って入れる。

3.青じそドレッシングをお好みで入れて完成。

冷蔵庫に眠っていた青じそドレッシングの残りはしょうゆ漬に入れてみてくださいね。すごく便利でおいしく仕上がるポイントです!残り物を活かせるってステキですよね。

しょうゆ漬、みそ漬を一本のまんまするときはフォークで穴を開けると漬かりやすいですよ! 小さく切って漬けたら3〜4時間で食べられます。1本のまんまのときは2〜3日置くといいと思います。

生でも十分おいしい青とうがらし!

青とうがらしの旬は7〜9月。一本の枝で30〜50個くらいできます。畑に行ってたくさんできているとついつい収穫しちゃいますよね。

生で食べるときは斜めに細く切ったり細かくみじん切りにしたり。ワンプレートにちょこんと乗せて葉物でご飯を巻いて食べるときに一緒にどうぞ。

えごまの葉やサンチュ、レタス、キャベツ、白菜と季節に応じて葉物を変えてみてくださいね。

サムジャンやヤンニョムをつけて巻いて食べると絶品! 韓国料理屋さんではサムギョプサルを注文するとセット品で青とうがらしが出てきますね。

お肉を巻くときもぜひ一緒に食べてみてください。お肉なら全般大丈夫です。

みじん切りをするならカンタン!納豆しらすかけご飯に

みじん切りしたらいろいろなおかずに投げ込みましょう。納豆しらすかけご飯に一緒に乗せて食べてみてくださいね。簡単だしみどりが映えてきれいです。

サムジャンに混ぜるのが一番おすすめ! きゅうりやにんじん、だいこんと野菜スティックも合いますがお肉にもご飯にも何にでもイケます。満天青空レストランの宮川大輔さんのうまーーーい!が耳元で聞こえると思います。笑

サムジャンのレシピはこちら

お肉が絶品に!韓国の万能味噌サムジャンの使い方【レシピ付き】

加熱すると辛さが増す青とうがらし!

もっと辛さを楽しみたい方は加熱しましょう。チヂミにいれたり鍋に入れて楽しんでみてくださいね。ピリッと辛い!が味わえて辛いの大好きさんにはたまらない一品に仕上がりますよ。

お味噌汁にもパラパラ!ピリッと刺激が欲しいときにピッタリ!ねぎの代わりに青とうがらしを入れたりします。

刺激が強いので調理時は傷やささくれに注意!傷口に塩なみ!痛いし手が熱くなります。手袋をして調理するのがいいでしょう。

辛いのは種が付いてる胎座部分!種は辛くないって本当?

とうがらしの中で最も辛いのは「胎座」と呼ばれる部分です。胎座は実の真ん中にある筋状の細長い形をしていて周りには種が張り付いています。綿のような部分に種が付いているのが上の写真でも分かりますね。

辛いのが苦手な方は胎座を取れば大丈夫です。辛いのがお好きな方は胎座を残して食べましょう。

種のつぶつぶ感が嫌な方も胎座からまるごと取り除くといいと思います。「辛いのは種」と勘違いされることが多いみたいです。

もうとうがらしも終わり、と畑のおばあちゃんが言ったので去年は子どもたちと最後の収穫を手伝いました。

青とうがらしはしょうゆやみそに漬けて、赤いのはしっかり干し輪切りにしてきんぴらやお漬け物、煮物に入れて楽しみました。とうがらしもたくさんの活用法がありますね。とうがらしで皆さんの食卓がより充実しますように!