春を告げる博多生まれの野菜「蕾菜」のチカラとおいしい食べ方
博多に春を告げる野菜と言われる「博多蕾菜」(はかたつぼみな)をご存知ですか?
コリコリとした不思議な食感が特徴で、美味しいだけでなく、栄養効果も期待されるお野菜。これからの新生活の元気と活力に! 美味しく健康に! 栄養たっぷりな「博多蕾菜」を徹底分析!
わき芽の部分を収穫します
コロンとして小さな白菜のような形のお野菜「博多蕾菜」。
初春の1月下旬から3月中旬までしか出回らない期間限定のお野菜です。この時期に出回ることから「博多に春を告げる野菜」とも言われているそうです。切ってみると、中にはしっかりとした茎があります。
市場に出回るのは小さい手のひらに収まるサイズですが、実は育つと4〜5キロの巨体になるんだとか。
その集合したわき芽の部分を収穫したものだそうです。
この蕾菜の仲間とされるお野菜は、四川児菜(子持タカナ)や、「祝蕾(しゅくらい)」と呼ばれているもの、また木村種苗園が出している「子宝菜」などがあり、味などは微妙に違いがあるようです。
この蕾菜という品種は福岡県久留米市の株式会社福岡園芸が中国からいち早く導入し、選抜を繰り返し、品種登録出願した大型からし菜の一種だそうです。福岡県での栽培しか認められていないブランド野菜です。
参照:
野菜のいろいろ「博多蕾菜」-月報 野菜情報-2011年2月(農畜産業振興機構)
春への活力に!元気になる蕾菜のチカラ
蕾菜は、アブラナの一種で、からし菜の変種とされています。福岡県で品種開発され、平成19年から市場での販売が始まった新しい野菜です。
この蕾菜には栄養がたっぷり。血圧降下作用や精神の安定に効果があると言われているγ―アミノ酪酸含量(GABA)は、1日10~20mgで効果があらわれるといわれますが、蕾菜には、100g中に40mgも含まれているそうです。他にも、β-カロテン、ビタミンEなども含んでいます。
参照:
蕾菜や祝蕾、四川児菜など子持ち高菜の特徴と旬の時期や産地:旬の食材百科
これからの新生活へ向けて、心機一転な気持ちに、また、バタバタとしていた年度末のリラックスにも、寒い冬を抜け、春に元気に過ごすにはとてもおすすめなお野菜です。
蕾菜の美味しい食べ方
コリコリっとした食感で、味わいは程よくピリッとする辛味があります。高菜のような風味も特徴です。
生ではサラダに、炒め物、揚げ物、スープ、いろんなお料理で使える万能お野菜。火のとおりが早く調理し易いこと、 火を通すと色が鮮やかな緑色に変わるのが特徴とのこと。
お子様も食べやすいように、ベースはみんなが大好きなバター醤油味仕立てに。ニンニクと唐辛子でペペロンチーノ風な炒め物にしました。
詳しいレシピは 【蕾菜のペペロン醤油バター炒め】
ごはんのお供にもお弁当のおかずにも、おつまみにも楽しめるレシピです。春のお野菜のチカラで新生活に向けて食べて健康に!
お野菜売り場などで見かけたら是非、食べて見てくださいね!
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