β-カロテン、ビタミンB1・C・E、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、食物繊維と、さまざまなビタミン、ミネラルを含むレタス。茎を切ると出る白い乳状の液はサポニン様物質です。子どもが喜ぶタコライスや鍋で、おいしいレタスを味わいましょう!

レタスをおいしく食べるコツは

サラダにするなら氷水にひたしておくと歯ごたえがアップ。刃物で切ると切り口が茶色くなり、苦みも。手でちぎれば断面が粗くなり、ドレッシングもからみやすい。春レタスは苦みが少なく甘いのが特徴。シャキシャキ感を楽しんで。

レタスの起源は古代エジプトのリーフレタス。野生種に近いリーフレタス、葉先が紅色のサニーレタスに加え、最近ではフリルレタスやプリーツレタスなど歯ごたえの違うさまざまな種類が。色が濃いリーフレタスは緑黄色野菜。

レタスの画像

レタスは傷みやすいので水気はよくきる。逆に乾燥しても鮮度低下が早まるので、切り口に湿らせたキッチンペーパーをあて、ポリ袋やラップで巻いて冷蔵庫へ。

レタスクイズ

<Q1>春レタスの生産量トップの都道府県は?
A:長野県
B:茨城県
C:群馬県

<Q2>次の中でレタスの仲間ではないものは?
A:サラダ菜
B:エンダイブ
C:サンチュ

<Q3>露地栽培と植物工場栽培の栄養価の差は?
A:露地栽培の方が高い
B:植物工場栽培の方が高い
C:どちらも変わらない

※答えは文末にあります

ちぎりレタスと豆腐のチョレギサラダ

ちぎりレタスと豆腐のチョレギサラダ

【材料】(2人分)
サニーレタス 4枚
ミニトマト 中6個
絹ごし豆腐 1/2丁
のり 2/3枚
「キユーピー チョレギサラダドレッシング」 適量

キユーピー チョレギサラダドレッシング

【作り方】

  1. サニーレタスは冷水にさらして水気をきり、食べやすい大きさにちぎる。
  2. 器に(1)とミニトマトを盛りつけ、絹ごし豆腐をスプーンなどですくってのせ、ドレッシングをかける。ちぎったのりを散らす。
    レシピ:キユーピー

サニーレタスたっぷりタコライス

サニーレタスたっぷりタコライス

【材料】(4人分)
レタス 4~6枚(リーフが大きめなら4枚程度)
ミニトマト 8個
豚ひき肉(または牛豚合いびき肉) 400g
温かいごはん 4人分
とろけるチーズ 適量

<タコライスのたれ>
ケチャップ 大さじ5
ウスターソース 大さじ2
カレー粉 大さじ1
砂糖 大さじ1
塩、こしょう 少々

【作り方】

  1. サニーレタスは手で食べやすい大きさにちぎる。ミニトマトは半分にカットする。
  2. 耐熱ボウルに〔タコライスのたれ〕の調味料を入れ、ひき肉を入れてよく混ぜる。
  3. (2)にラップをかけ、電子レンジ(600W)で7分加熱する。加熱後にひき肉とたれをよく混ぜてからめる。
  4. 温かいごはんにレタスを盛り、(3)のひき肉、カットしたミニトマトにとろけるチーズをかけたら完成。
    ※大人ならチリパウダーをプラスするのもオススメ!

詳細はこちら→【免疫力アップ】レタスの栄養を丸ごと食べられる15分レシピ3選!

手羽先とレタスの簡単鍋

【材料】(3~4人分)
手羽先 12本
レタス 1玉
豆腐 1丁
冷ごはん お茶碗大盛1杯
卵(お好みで) 1~2個

<だし>
水 1L
白だし 100ml
みりん 大さじ2
薄口しょうゆ 大さじ2
塩 ひとつまみ(好みで加減)
昆布 5cm角2枚

【作り方】

  1. 手羽先は味が入りやすいように切れ目を入れ、アクや汚れ、毛を取るために一度ゆがく。レタスは手で大きめにちぎって洗う。豆腐は、ザルにあけ水気をきり、手で2~3口大くらいにちぎる。
  2. 鍋に〔だし〕の材料をすべて入れ沸騰させる。
  3. 手羽先と豆腐を入れて火を通す。火が通ったらレタスを入れしゃぶしゃぶする。
    ※レタスのシャキシャキ感も楽しんでみてください!
  4. 残りの汁に、洗った冷ごはんを入れ軽く煮立たせ、溶き卵を回し入れる。

詳細はこちら→手羽先とレタスの簡単鍋で身体の中から潤いを!

レタスクイズの答え

<Q1> 答え:B
2021年の都道府県別生産量(※)は、春レタスの場合は茨城県が3万5千トンでトップ。次いで長野県が1万8千トン。年間生産量では長野県がトップですが、夏秋レタスの生産がメインとなっています。※出典:農林水産省「令和3年産野菜生産出荷統計」

<Q2> 答え:B
サラダ菜はバターヘッド型に分類されるレタスの一種。玉レタスよりも肉厚でやわらかく、濃い緑色の葉が特徴です。サンチュはリーフレタスの一種で焼肉などを巻いて食べられます。エンダイブはフリルレタスと見た目がよく似ていますが、チコリの仲間でほんのり苦味があるのが特徴です。

<Q3> 答え:C
天候などに左右されず安定生産が可能な植物工場で栽培されるレタスが近年増加。工場レタスも光照射や培養液などの管理により、露地レタスと同等の栄養価で生産されています。工場レタスには土壌菌による汚染がないことから、保存性に優れているなどのメリットも。

◇百菜元気新聞の2023年2月1日号の記事を転載しました。