ビールの泡を黄金比率に注ぐコツは? おいしく・美しく注ぐビアマナー
ビールがおいしい季節ですね。最近はフルーツビールやクラフトビールなど、ビールの種類も多く選びやすくなっていて、女性向けも増えています。私はチェリー入りのビールが気に入っています。ママ友同士のランチでテラス席ビールを楽しむ人も少なくありません。
ビールは世界のどんな料理にも合いやすいので出現頻度も高いですね。会食シーンでも、ビアマナーを心得ている人は素敵な印象を与えますね。
美しい泡の比率は3対7
勢いよく注いだら、グラスから溢れそうになったり、「あらっ!泡ばっかりになってしまった!」なんてことはありませんか? ビールの最大の特徴である泡は、ビールの炭酸が抜けるのを防ぎ、おいしさを保たせてくれます。
美しい泡の比率は3対7と言われています。この黄金比率が作れると注がれた人も嬉しいですよね。ちょっとしたコツで作れるんですよ。
まずはグラスの2分の1くらいまで注ぎます。そのまま出た泡が少し沈んで落ち着くまで待って。数秒待ったら、瓶の口をグラスの内側近くへ向けて静かに注ぎましょう。ビールがゆっくりとグラスになじむように注がれて、黄金比率とともにきめ細やかな泡になりますよ。
ビール瓶からの正しい注ぎ方
ビール瓶は、本来は女性が持つべからず、といわれるもの。マナーとしては注ぐのは男性のオシゴトなのですが、昨今はそんなことも言っていられません。
注ぐときはラベルを上に向けて、ラベルの下あたりを右手で瓶の上から握り、左手で瓶の底のほうを下から支えましょう。間違っても手でラベルを覆ってしまわないで。ラベルはビールのいわば“顔”。見せてあげることがビールへの配慮です。
ビールを注がれるマナー
相手に注がれるときは、グラスを持ち上げる必要はありません。それでも、日本酒の習慣がある日本人は、なんとなく持ち上げたくなるものです。でも、お膳で食べる時代ではない現代では、グラスを持ち上げると余計に注ぎにくく、泡ばかりになってしまいがちです。
ですからグラスは置いたまま30度くらい傾けましょう。そうすることで、注がれたビールはグラスの底を通ってゆっくりと上がり、バランスよく注ぐことができますよ。
グラスにビールを継ぎ足すタイミングは?
「空になったビールグラスに注ぐなんてNG!ということは知っているけれど、どのくらいグラスに残っている時に注げばいいのか、難しい」とメディアからもよく質問を受けます。目安として小さなグラスなら3分の1、大きなグラスでしたら4分の1をめどに。そのくらいの残量であれば、飲み干したい人は飲み干せる量ですし、残ったまま継ぎ足しをしても、それほどぬるくはならないでしょう。
そして注ぐときは「注いでもよろしいですか?」と尋ねてから注ぎましょう。もしかしたらゆっくり飲みたい人もいるかもしれません。ひとこと尋ねることで、コミュニケーションも生まれます。
お酒が強くはない私ですが、ジャパンビアソムリエ協会ではビールの美しい飲み方をお伝えしています。みなさまもビールを楽しく味わってくださいね。
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