3児のママ・公認スポーツ栄養士の馬明(まみょう)真梨子です。春のおいしい野菜がたくさん店頭にならんでいますね!でも、春野菜は苦みがあるので苦手なお子さんも少なくないと思います。今回の食材ではアスパラガスがあります。
そして最近おうちごはんがマンネリ化してきて…我が家ではホットプレートをよく使うようになりました!実はホットプレート調理もお子さんの苦手克服に一役買ってくれるのです。ご紹介するレシピは「苦手」を楽しさや食材の組み合わせで克服!レシピとなっております。

春野菜のベーコンエッグ炒めで楽しむチーズディップ

時短、春野菜、お手伝いを1つのレシピにギュッと詰め込みました。下準備はアスパラガスやスナップエンドウの春野菜をレンチン。食材のカットはキッチンバサミを使っています。子どもたちがお手伝いできるような作業を作ることで、ママの手が空く時間が増え食事作りの時短にもなりますよね。

シンプルな食材と調理ですが、ホットプレートを使うことでわくわく感が倍増!非日常体験です。さらにチーズフォンデュとまではいきませんが、スライスチーズを重ねて活用すると、トロトロチーズを絡ませて食べることもできます。わくわくもアップ♪

また春野菜の苦みをカバーするための調味料にマヨネーズを使っていますが、卵液のほうにマヨネーズを加えると卵の仕上がりがふわふわになり、また少し雰囲気の違う料理にもなります。こちらもぜひお試しください。

【材料】(大皿1枚分)
スナップエンドウ 約20本(200g)
アスパラガス 1束
シーフードミックス 1/2袋(175g)
マヨネーズ 大さじ1
ハーブソルト 少々
スライスチーズ 5枚(お好みで、カマンベールチーズでもOK)

卵 3個
牛乳 大さじ1
砂糖 大さじ1/4
塩 ひとつまみ

【作り方】
1.スナップエンドウは上下筋をとり、アスパラバスはキッチンバサミで5cm程度に切る。
2.(1)を耐熱容器に入れ、600W3分程度加熱する。
3.ベーコンは1cm程度の幅にキッチンバサミで切り、ホットプレートでシーフードミックスと炒める。

4.(2)のアスパラガスとスナップエンドウ・ハーブソルトとマヨネーズを入れさっと炒める。
5.牛乳・砂糖・塩・卵で作った卵液をホットプレートに流し込み、卵がパラパラしないようザックリと炒める。
6.お好みでスライスチーズをホットプレートの真ん中に数枚重ね、溶けはじめたところでチーズフォンデュのように絡ませながら召し上がってください。

子どもの自信を促すホットプレート調理で苦手克服!

アスパラガスは苦みがあり敬遠され、スナップエンドウは筋があり食べにくい、味や食感で子どもたちから苦手意識をもたれてしまう野菜は多くあります。子どもたちはとても繊細で、小さく刻んで混ぜ込んでも苦手なものは見つかってしまう…こんな経験はありませんか?

私も3人の子供たち(小4・小2・年少)と日々食事で格闘しておりますが、苦手なものの克服方法として、「自分でチャレンジ」することが一番なのかなと思っています。「できた」という「自信」を食卓で実現することで、苦手を克服した姿を見てきました。

ホットプレート調理は、フライパンで炒めることと調理方法は変わりないですが、子供たちにとってはわくわくと非日常な食卓に変化します。今回のレシピはただ炒めるだけでは、見た目の変化だけなので、調理が簡単にできるように包丁は使わず、さらに最後の味付けを「チーズディップ」にし、子供たち自身が調理できるものです。

子供たちがチャレンジしているときは、ママもニコニコ見守ってあげましょう♪上手だね、ありがとう、うれしいよ、といったママの言葉があるとさらに美味しい食卓と変貌します。楽しい食卓こそ、子供たちの心と体の栄養、成長を促す良薬になりますよ!

【働くママへのエール】おうち料理を子どもと楽しもう

実は私、ホットプレート調理は危ないし、手間だし、と思って長年ホットプレートを封印しておりました。作る量が増えてきて、フライパンで調理するのも大変になり、活用する機会が増えてきたのですが、最近はおしゃれで機能も高いホットプレートがたくさんありますよね。

使ってみると思ったほど大変ではなく、同じプレートで複数品作れるし、子供たちはよく食べてくれるし、早く食事の時間も終わる、いいことがいっぱいです。

次の日がお休みの前夜にホットプレートメニューでもいいですよね。好き嫌いは食べにくさや味が原因であることが多いですが、「環境」=食事中の雰囲気や家族(ママ)の機嫌が影響していることもあります。

なかなか外食もできない今だからこそ、お家でたのしく食事できる時間作りに目を向けてみませんか?私自身も日々奮闘中です♪

(公認スポーツ栄養士 馬明真梨子 @shokulead_mariko_mamyo