我が家は6歳の超偏食児がいます。食べられるものは本当にごくわずか…。そんな状況で何とか栄養を摂ってもらうべく苦戦している毎日です。そんな娘でもパクパクと食べてくれるのが肉じゃがです。お肉の旨みが野菜にも浸み込むし、野菜も柔らかくなるから食べやすいんでしょうね!
ただ、仕事を終えて帰って来て味が浸み込むまで煮物を作るのはなかなか難しいものです。苦戦の結果編み出した、冷凍のフライドポテトを使って10分で完成する肉じゃがレシピをご紹介します!

フライドポテト肉じゃが

フライドポテトはもう火が通っているものなので、生のジャガイモから作るのと比べたら調理時間が大幅時短できますよね!凍ったままお鍋に加えて作れるので手間なしの楽ちんレシピです。

【材料】(3人分)
牛肉 150g
玉ねぎ 1個
人参 1本
しらたき 1袋
冷凍フライドポテト 半袋
冷凍枝豆 適量

水 350cc
調理酒 大さじ3
醤油 大さじ4
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ2

【作り方】
1.食べやすい大きさに切った人参をラップで包み、600Wで1分半加熱する。

2.鍋にごま油を入れ、牛肉と食べやすく切った玉ねぎを加えて炒める。

ごま油(分量外)を使いました。サラダ油でももちろん美味しく作れますが、コクを出すために今回はごま油を使っています。

3.お肉の色が変わったら残りの材料を入れ、水と調味料も加える。

先ほどレンチンした人参と、しらたきも入れていきます。

調味料を加えて混ぜたら落し蓋をして具材がしんなりするまで煮ていきましょう。煮込み時間のおおよその目安は弱~中火で5分程度です。

4.具材がしんなりしたら、フライドポテトと枝豆を凍ったまま加える。

凍った状態で一気にお鍋に加えても大丈夫です。火は止めずに加えていきましょう。軽く混ぜ、全体が浸かったら再び落し蓋をして煮込みます。

5.ポテトを加えて約3分煮込んだら完成。

ポテトはかなり柔らかいので、混ぜ過ぎないように注意です。大胆に混ぜてしまうと形が崩れてしまいます。

せっかくならフライドポテトで肉じゃがを作るというユニークさも楽しんでもらいたいので、ポテトの形は崩さずに盛り付けるのがおすすめです!

フライドポテトで作ると油っこくなるようなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。肉じゃがを普段作るようなホクホクさも楽しんで頂けて、全くそん色ありませんよ!

細長い形なので、子どもでもつかみやすいらしく、自分でお箸でつかんで食べてくれています。お肉や野菜の旨みがフライドポテトにも浸み込み、短い煮込み時間でも充分味が回っています。

冷凍フライドポテトを活用!思い立った時にすぐ作れる

今回は冷凍フライドポテト「シューストリングポテト」(ホクレン農業協同組合連合会、147円/300g)を使って作りました。もちろんこちらの商品でなければいけないことなんてありません。写真のようなストレートの形のものでなくても、ギザギザした形のものでも大丈夫ですよ。お好みのタイプの冷凍フライドポテトをご使用ください。

冷凍フライドポテト 300g 147円

色合いをキレイに仕上げるために煮物に冷凍枝豆も加えてみました。春に食べたいレシピを意識してみたので、緑色のお野菜が加わると季節感も出ておすすめですよ!

冷凍枝豆 160g 127円

私は今回は剥かれている冷凍枝豆を使いましたが、グリーンピースやソラマメでも美味しく作れます。グリーンピースなら冷凍でなく、缶詰で作ってもいいですね!

【働くママへのエール】冷凍食材など活用できるものは上手に取り入れよう!

仕事を終えて疲れて帰って来てご飯を作るのは本当に大変ですよね。我が家は偏食児ということもあり、お惣菜もあまり食べられるものがないんです。唯一食べられるのが唐揚げですが、毎日唐揚げも出せないし、唐揚げだと野菜の栄養が摂れないですよね。

帰宅後に調理する時間やレシピを考える時間をなかなか作れず、イライラしてしまったりする中で思いついたのがこちらのレシピでした。

・娘の好きな食材を使う(今回なら牛肉)
・娘が食べられるよう工夫する(今回なら柔らかく煮る)
・冷凍食材をうまく活用して調理時間を大幅時短する

こうやって自分でも調理ができる条件を見つけ、その条件の中で調理をしていけば、娘も栄養が摂れて、私も疲れ過ぎずに調理ができるというバランス感覚を身に着けることができました。

無理なく調理をするのが1番なので、便利な冷凍食材はどんどん活用していっちゃいましょう!

(食育インストラクター ひなた葵 @hinata___oi