ボンジョルノ!イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは、イタリア風のイカのソテーです。旬のトマトと一緒に軽く煮込んだ15分でできるメイン料理。トマト味はごはんとの相性がよく、子どもにも人気の味付けです。働くママは便利な冷凍のイカを使うのがおすすめです。帰ってきてから、あっという間に美味しい夕ごはんのできあがりです。

旬のトマトを使ったイタリア風イカのソテー

一年中出回っているトマトですが、旬は6月から8月。季節の美味しいトマトを使ったイカのソテーのレシピです。シーズン以外ならトマトの水煮缶が便利ですが、せっかくシーズンなので、今回はフレッシュなトマトを使ったさっぱりとした料理です。

【材料】(4人分)
イカ 400~500g
プチトマト 8~10個
ニンニク 1かけ
ケッパー塩漬け 10粒
唐辛子(お好みで) 1/2本
オリーブオイル 大さじ2
パセリかバジル 適量

【作り方】
1.ニンニクはコップなどで丸ごとつぶす。プチトマトは4等分に、パセリやケッパーはみじん切りにする。唐辛子はキッチンバサミなどで小さく切る。

ケッパーはイタリア料理の定番食材。サッと洗って塩を落として使います。

2.イカは食べやすい大きさに切る。水で洗ってから、しっかりと水気を切る。
3.フライパンにオリーブオイルとニンニク・唐辛子を入れて弱火にかけ、香りが出たらニンニクを取り出し、イカを入れ中火で色よく焼く。
4.トマトとケッパーも加え3分ほど炒めたら、白ワインも加えてアルコール分を飛ばし、弱火で5分くらい煮たら火を止める。
5.パセリかバジルも加えて、塩加減を調節してお皿に盛る。できあがり!

冷凍イカを使うのが時短のコツ

イカは骨がなく、身も柔らかく、味もほのかな甘みがあるので、子どもでも食べやすいですよね。忙しいママにとっても骨を抜く必要もなく、火が簡単に通るので、時短料理のお助け食材です。

週末など時間のある時に買っておいて、下処理をしてから冷凍しておくと、帰ってきてからすぐに調理に取り掛かれるのでおすすめです。または、市販の冷凍のイカを使ってもいいですね。

今回はリング型に切られた冷凍イカを使いました。調理する日の朝、冷凍庫から出して冷蔵庫にいれておけば、夕方までには解凍できています。急いでいるときは50度のお湯につけると、すぐ解凍できます。

今回は、トマトの季節なのでフレッシュなプチトマトを使いました。普通のトマトでもいいですが、プチトマトは皮ごと食べられるので、皮をむかずにそのまま使え、時間が短縮できます。フレッシュなトマトがない場合は、水煮缶のトマトを1~2個、ざっくり2cm角くらいに切って加えてください。

トマト味はご飯とよく合う!パスタソースにも!

今回はメイン料理としてご紹介したイカのトマトソースですが、ごはんともよく合うんです。ワンプレートに、ごはんと一緒に盛り付けると食べやすいし、洗い物も減るのでいいことづくめです。

今回、冷凍のリング型に切られたものを使いましたが、小さい子どもには、イカは小さく切ったほうが、ごはんとよく馴染んで食べやすいですね。お子さんの分だけ、お皿に盛る前にキッチンバサミでチョキチョキとしても、簡単に切れますよ。

もし、ごはんと合わせなくても、最初からイカを小さく切って作ると、美味しいパスタのソースにもなります。また、冷めても美味しいので、多めに作って翌日のお弁当のおかずにもピッタリです。冷蔵庫で2日くらいは大丈夫です。

これから暑い季節になって、サッパリと軽く食べたいときにもピッタリなイカのトマトソテー。ぜひ、忙しいママこそ活用してくださいね。