朝食もデザートもヘルシーに、NYで人気のブレックファスト・ジャー
「ローズ&ベイジル」は、バラの造花に囲まれながら、バラやラベンダーのケーキを食べられるロマンチックなスイーツ・カフェだ。メニューは、ミニケーキからチョコレート・トリュフ、クッキーやクレームブリュレなど幅広い。中でも人気は、ブレックファスト・ジャー。ガラスのジャーに、ナッツ、プディング、フルーツなどを何層にも詰めたヘルシーな朝食だが、もちろん、デザートとしても食べられる。
白砂糖は使わずナチュラル素材で甘さを
オーナーのイオアナ・ホルトさんは、ルーマニアの出身で、幼い頃よりおばあさんからお菓子作りを学び、お菓子とともに育ってきた。その後、オーストリアでチョコレート作りを学んだ後、アメリカに留学。夢だった自分の店をビジネス・パートナーと持つに至ったのは、去年のことだ。
同店のスイーツは、どれも甘みは控えめだ。白砂糖は使わず、甘みはフルーツなどの素材、ナチュラルなステビア、蜂蜜などを使っており、低カロリー。その上、オーガニックで、しかもグルテンフリーだ。
ジャー入りのサラダやデザートが、アメリカでは小さなブームになって久しいが、同店のブレックファスト・ジャーもしかり、小さなガラスのグラスに詰めらている。キドー、マミー、ヒップスター、アスリートの4種(小4:$75¢、大:12$)があり、4種類食べられるサンプラー(14$50¢)もある。
どれも、ココナツとオーツのプディングがベース。ベースの上に、ヒップスターは、抹茶フレーバーのチアプディングとココナツ、アスリートは、アカイ風味のチアプディングと種子のミックス、マミーはチャイ風味のチアプディングとヘンプシード、キドーはチョコレート風味のチアプディングとフラックスシードをのせ、それぞれフルーツのトッピングで飾る。
また、それぞれ、クッキーバター、アーモンドバター、カシューバター、ピーナツバターをグラスの内側に塗っている。これは、スプーンですくいやすくするためと、ほのかに風味を加えるためだ。一晩前にこしらえて、プディング部分を固まらせる。朝食としてだけでなく、デザートとしても食べられる。
スイーツだけでなく、ドリンクもまた花をテーマにしたものがあり、人気のドリンクは、バラのラテとラベンダーのラテ。メニューは、フレッシュな素材を使うため、4ヵ月ごとに変えている。
350平方フィートの庭でパーティーやウエディングも
奥には350平方フィートの庭があり、間もなく、ウエディングのレセプションや、ブライダルシャワー、バースデーなどプライベート・イベント用にオープンする予定だ。また、アルコールのライセンスを申請中で、今後は、ワインやシャンパンなどもメニューに載せ、夜の開店時間も長くするという。
ローズ&ベイジル(バラとバジル、Rose&Basil)/所在地=104 East 7th Street New York NY/開業日=2016年7月/営業時間=月~土 午前10時~午後10時、日 午前10時~午後7時/客席数=25席(ガーデン席は30席)/床面積=700平方フィート(ガーデン部分は250平方フィート)/平均客単価=約11$
◇日食外食レストラン新聞の2017年6月5日号の記事を転載しました。
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