母ちゃんと父ちゃんのハイブリッド、シングルかあちゃんライターのテミタ夏と申します。
「そこいらのイクメンより、中身はずっと男だよ」がキャッチフレーズです! 息子が一人、小学2年生(7歳)。ずっとひょろひょろ、マッチ棒のような体型でしたが、ここのところ体に厚みが出てきて、どんどんムキムキしてきました。これってもしかして、成長期でしょうか!
一層食事に気をつけなくてはならない、と思っている今日この頃。最近はとにかく食いしん坊なくせに偏食という、なんだか難しいお年頃の息子のこれまでと今、これからの食事についての観察、考察を記していきたいと思います!

これでも以前は野菜も食べていました

息子は3歳まで、なんでもパクパク食べる子でした。それがある時を境に、好みが全く把握できないほどの変化を見せたのです。そして今や立派な「肉食系男子」です。いえいえ、女の子よりむしろ、チキン、ポーク、ビーフにフィッシュが大好き。そしてやっぱり野菜が苦手…

でも不思議なことに、そんな苦手な野菜、黙々と食べる時もあるんです。観察してみたら、こんなことが分かりました。

嫌いにはレベルがあるらしい

息子は野菜が嫌いです。それと、キノコも嫌い。でも様子を見ていると、「ひとくち挑戦!」など声掛けで、野菜のほうは何とか食べることはできるようです。「う、まずい!」とは言いますが。

対してキノコ。こちらはもうお手上げで、見ているだけでも「拒絶反応」が出ているのが分かります。いわゆる「食べたくないから食べない」レベルではなく、「食べられない」食材、といえそうです。

考えてみれば大人にも、苦手なものがありますよね。私の場合はいくら、フォアグラといった脂っぽいもの。特に顕著な例はフォアグラです。何かに紛れてひとかけらでも食べてしまうと、10分とたたずに全身に蕁麻疹が出ます。これはアレルギー反応ですが、「味」として考えても、食べたくありません。それと別に、好きじゃないけど出されれば黙って食べるもの、っていう食材もあります。生臭みが強い魚介や風味の強い干しシイタケなどがそうです。

もしかしたら息子についても同じなのかもしれない、と考えました。

つまり、これまでひとくくりに「嫌い」としてきた食材のうち、「好きじゃない」レベルと、「食べられない」レベルがある、と。

だとすれば、さしあたり「食べられない」はおいといて(!)、「好きじゃない」ものなら、食べられるかもしれない!

好きな物から見つけた「味の総合力理論」

息子は「野菜は嫌い」と言いながら、黙っておいしそうに野菜料理を食べる時もありました。カレー、シチュー、具だくさんスープ、豚汁も大好きです。普段は食べないニンジンも、豚汁のゴボウも大根も、何の文句も言わずに食べます。全体の8割以上が野菜という構成が大体同じ、調理工程も似たり寄ったりで、どれも「おかわり」級の大好物。

ずっと不思議だなぁ…と思っていました。でもあるちょっと忙しかった日。特急で作ったカレーを出したところ、なんと信じられないクレームが!

「母ちゃん! 今日のニンジン、まずいよ!」
「え! マジで!?」ガーン!

息子の話を聞いてみると、「ニンジンがカレーの味になっていない」というようなことをツラツラと申し述べるではありませんか。訴えを聞き、私も食べてみればなるほど、特急仕上げのカレーです。ニンジンは確かに煮えてはいましたが、まだ味がカレーになじんでおらず、「ニンジンらしさ」が強く残っていたのです。

総合力のおいしさ

カレー、シチュー、豚汁のおいしさはスープにあります。具材として入れた野菜、お肉などから味が溶けだし、混然一体となったスープが、なんともいえずにおいしい。

それぞれの食材に注目すると、どうしても「苦手な味」に気が付いてしまいますが、その苦手な味もスープに溶けることで、全体の中の一部になります。

おまけにカレーも豚汁も、しっかりしたうまみを持ったお肉などと一緒に煮込みます。苦手な味は、「うまみ」の中へ薄まり、かつ「おいしさ」を複雑にし、助けます。

味の総合力が勝利するこれら「煮込み料理」について、苦手な子どもが少ない理由が分かりました。納得です!

「カレーのうまさは総合力」であり、よく煮込むことで、お鍋の中の食材の持ち味をスープに引き出し、一つにまとめる作用があります。

これに気が付いてから、私はそれまでよりしっかりめに「煮込む」ことを意識しています。そしてカレー、豚汁、お味噌汁などにはいつもの具材の他にも大根、トマト、なすなど、好きじゃない野菜も一緒に入れてしまっています。息子は黙ってペロリ、おかわりしていますよ!