こんにちは! 元保育士の幼児食インストラクター、山口礼です。今回は日持ちおかずで重宝する、簡単作り置きを2つご紹介します! 作り置きが冷蔵庫にスタンバイしてくれていたら安心ですよね。
ただ、日持ちおかずを作り置きする時間がない! という忙しいママも多いはず。そこで、わざわざ作らなくても、片手間にできるくらい簡単な作り置きおかずをご紹介します。

ながら作業でもできちゃう!簡単作り置き

働くママは、夕方の帰宅後が戦いですよね。私も、子どもの待ったなしの「お腹すいたコール」に焦る毎日です!

冷蔵庫に日持ちおかずがあれば楽ちんだけど、作り置きしている時間自体ない! という方も多いと思います。そんな方におすすめの、前日に台所で洗い物しながらでもできちゃうくらい簡単な作り置きです!

まるでハンバーグ!子どもも大好きな豚肉だんご

なんちゃってハンバーグです! ハンバーグを作りたいけど、ひき肉をこねて丸めて…の作業が大変ですよね。でも、このレシピならひき肉は使わず、豚こま切れ肉で代用するので、こねる手間なし! 工程をできるだけ省いた簡単おかずですよ。

【材料】(2~3人分)
豚こま切れ肉(切り落としも可)400g
☆酒 大さじ2
☆砂糖 小さじ1
☆塩 小さじ1/2
☆片栗粉 大さじ2
サラダ油 大さじ1

<ソース>
ケチャップ 大さじ1
中濃ソース 大さじ1
バター 小さじ1

【作り方】
1.豚肉はまとまりやすいように、キッチンバサミで長さ5cmくらいに切る。

2.ポリ袋に(1)と☆の調味料を入れて、よく揉み込む。

3.10分くらい置いて馴染ませる(この間も他の家事を進められますね)。一口大に丸める。

4.フライパンに油をひき、(3)を並べて中火で焼く。

5.片面に焼き目が付いたら裏返す。蓋をして弱火で3分くらい焼いて中まで火を通す。

6.肉の中まで火が通ったら、ソースの材料を加える。肉とソースが絡んだら完成。

冷蔵室で保存し、食べる時はレンジで温めて食べてくださいね。お弁当にも詰めやすいサイズなので、朝のお弁当作りも楽ちんになりますよ!

1〜2個ずつラップで包んで冷凍もできます。日持ちの目安は冷蔵で4日、冷凍で2週間です。

ポリ袋で簡単、包丁不要の丸めないつくね

2つ目にご紹介するのは、成形の手間を省いた丸めないつくねです。つくねは子どもも食べやすくて日持ちもするので、作り置きしておくと便利ですよ。

タネを作る作業は全部ポリ袋でやってしまいます! 包丁を使わず、キッチンバサミを使うのも楽ちんポイントです。つくねを作る時に面倒に感じがちな、こねる→成形の工程を簡略化した作り置きです。

和風タレもレンジで作るお手軽バージョンですよ。

【材料】(2~3人分)
☆鶏ひき肉 300g
☆小ねぎ 5本(キッチンバサミで2cm幅くらいに切る)
☆溶き卵 1個分
☆しょうが(すりおろし、チューブ可) 1片分
☆塩 小さじ1/2
☆片栗粉 大さじ3
サラダ油 大さじ1

<和風タレ>
水 100ml
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1

片栗粉 大さじ1
水溶き片栗粉用の水 大さじ1

【作り方】
1.ポリ袋に☆を入れて揉み込む。

2.サラダ油を熱したフライパンに、(1)を平らに広げて中火で焼く。

※もちろん、小判形に丸めて焼くのもOKです。

3.片面に焼き目が付いて固まったら、フライ返しで裏返して蓋をして弱火で焼く。

4.両面焼けたら取り出して、大きめの一口大に切る。

※この状態で保存容器に入れて保存しておけます。

5.和風タレを電子レンジで作る。タレの材料を耐熱容器に入れて混ぜ、600Wで1分加熱する。水溶き片栗粉を加えて、追加で30秒加熱する(まだ、とろみがゆるかったら追加で10秒加熱してください)。

これで、とろとろタレの完成です! つくねにかけて食べてくださいね。

忙しければ、朝のうちにポリ袋にタネの材料だけ混ぜておいて、帰宅後にフライパンで焼くのもいいですね。出来立てのつくねがすぐ食べられます!

タレもレンジですぐできるので、食べる直前に作ればOKです。

こちらも1〜2個ずつラップで包んで冷凍できます。日持ちの目安は冷蔵で4日、冷凍で2週間です。

手順をこま切れに少しずつ進めて、賢く時短しよう!

作り置きおかずは憧れるけど、作り置き自体を作る時間がないという思いから生まれたレシピです。仕事と育児の生活だと、家事に充てられる時間はこま切れですよね。料理の途中で「お母さん、来てー!」と子どもから呼ばれて作業を中断するなどはしょっちゅうです。

こま切れの時間しかないなら、家事の合間に片手間にできるくらい簡単なレシピにしちゃえ! という感じです(笑)

手順もこま切れに進めて、

朝:つくねのタネを仕込んでおく。
夕方:タネを焼く。
食べる直前:タレをレンチンする。

こんなふうに工程を小分けにして進めていくと、無理がなくていいですよね!

忙しい中でも、家族と笑顔で食卓を囲めるように、ぜひおすすめしたい日持ちおかずです。