簡単・手軽に野菜が取れて、家族のつながりを感じられるみそ汁の良さを再確認する、味の素「ほんだし(R)」の「うちのみそ汁」応援プロジェクト。その一環として展開されている47都道府県それぞれの「地元応援みそ汁」をベースに今回、イオンリテール南関東カンパニー商品統括グループの各県農産バイヤーが、「私の担当県 春のみそ汁」を考案しました。野菜の目利きたちがオススメする南関東産の野菜みそ汁で、「春」を味わいましょう!

【東京】あした葉とだししみ高野豆腐のみそ汁


<材料・4人分>
・高野豆腐……………………………………2枚
・鶏ひき肉……………………………………80g
・しめじ…………………………………1パック
・あした葉…………………………………1/3束
・小ねぎ……………………………………1/2束
A・水………………………………………3カップ
A・「ほんだし」……………小さじ山盛り1
・みそ………………………………………大さじ2
・「AJINOMOTOごま油好きのごま油」……大さじ1

<作り方>

  1. 高野豆腐は水につけてもどし、水気を絞って2cm角に切る。しめじは食べやすい大きさにほぐす。あした葉、小ねぎは3cm長さに切る。
  2. 鍋にごま油を熱し、ひき肉、(1)のしめじを入れて炒め、肉に火が通ったら、A、(1)の高野豆腐・あした葉を加えて1分ほど煮る。
  3. 火を弱めてみそを溶き入れ、(1)の小ねぎを加える。

八丈島のあした葉を揃えました! 塚田光春 東京・山梨エリアバイヤー

都内店舗ではいま、船便で届けられる八丈島・三宅島を中心に東京都産あした葉を揃えています。2月中旬に新芽が出て、3、4月のいまが出荷量のピーク。シーズンは5月くらいまで。

「青汁」の材料として知られているほどの栄養価で、βカロテンにカリウム、葉酸、ビタミンK、ポリフェノールの一種「カルコン」も含まれています。さわやかな香りと特有のほろ苦さをぜひ。

【神奈川】春キャベツとたまねぎのみそ汁


<材料・4人分>

・春キャベツ……………………………………2枚
・たまねぎ……………………………………1/2個
・油揚げ…………………………………………1枚
A・水……………………………………3と1/2カップ
A・「ほんだし いりこだし」…小さじ山盛り1
・みそ………………………………………大さじ3

<作り方>

  1. キャベツは芯を取り、4cm長さの短冊切りに。たまねぎは3mm幅のくし型切りにする。
  2. 油揚げは熱湯でサッとゆで、ザルに上げる。粗熱が取れたら水気を絞り、縦半分に切って7mm幅に切る。
  3. 鍋にA、(2)の油揚げを入れて火にかけ、煮立ったら(1)のたまねぎを加える。たまねぎが透き通ってきたら、(1)のキャベツを加えて煮る。
  4. キャベツに火が通ったら、いったん火を止め、みそを溶き入れる。再び火にかけ、沸騰直前で火を止める。

みずみずしいやわらかさを朝から 見越亘 神奈川エリアバイヤー

海風の香る三浦市農協、横須賀・葉山農協から、巻きのゆるい春キャベツが届きました。4月はこのエリアのキャベツが関東の主力に。サラダにもピッタリですが、ぜひ朝のおみそ汁でも!春キャベツは丸みがあり、中心部の葉は黄緑色。みずみずしく甘味もほんのり。軽めの食感に季節を感じていただけます。

キャベツには、カルシウム、ビタミンC・K、別名「キャベジン」とも呼ばれる「ビタミンU」も。年間を通していただきたい野菜です。

【千葉】なすとたけのこの豚バラみそ汁


<材料・4人分>

・なす………………………………………………1個
・豚バラ肉(薄切り)……………………………120g
・ゆでたけのこ……………………………………100g
・えのきだけ………………………………………1袋
A・水………………………………………3と1/2カップ
A・「ほんだし いりこだし」……小さじ1と1/3
・みそ……………………………………………大さじ3
・「AJINOMOTOサラダ油」……………………小さじ1
・小ねぎ(小口切り)……………………………適量

<作り方>

  1. なすは5mm幅の半月切り(もしくはいちょう切り)にし、水にさらして水気をきる。豚肉は1cm幅に切る。たけのこは先を薄切りにし、根元はいちょう切りに。えのきだけは根元を切って、長さを半分に切る。
  2. 鍋に油を熱し、(1)の豚肉を入れてサッと炒める。A、(1)のえのきだけを加え、沸騰したら、(1)のなすを加え、中火~弱火で時々アクを取りながら煮る。
  3. なすに火が通ったら、(1)のたけのこを加えていったん火を止めてみそを溶き入れ、再び火にかけ、沸騰直前で火を止める。
  4. 器に盛り、小ねぎを散らす。

房総半島は野菜の宝庫 平岩大典 千葉エリア担当バイヤー

広い房総半島では多くの野菜が生産されています。メインのなすは、空港のある成田の東側の多古町と、九十九里の西側・山武郡産。なすはこのエリアで年間生産されていますが、これからが特においしい季節です。大多喜町産(JAいすみ)の旬のたけのこもプラスして。

淡泊な味で、加熱すると食感がなめらかになるなす。カリウムと、皮にはアントシアン系色素である「ナスニン」というポリフェノールの一種も。たけのこにはカリウムやチロシンが含まれています。

◇百菜元気新聞の2019年4月1日号の記事を転載しました。