イートリートに所属する管理栄養士・大内美幸です。桜も咲き、暖かくなってきましたね。今回はお花見のおやつや入学のプレゼントにぴったりな、見た目のかわいい桜クッキーのレシピをご紹介します。
ほんのり甘いシンプルなクッキーに、塩気の効いた桜がよくマッチします。桜の香りもよく上品なクッキーに仕上がるので、子どもから大人まで満足すること間違いなし♪

桜の塩漬けとは?

桜の塩漬けは、八重桜(八重咲きに花をつけた桜)の七分咲きを軸ごと摘みとって塩漬けしたものです。桜の季節ならではのものですが、今ではスーパーの製菓コーナーや通販で手軽に手に入ります。

桜の塩漬けはお湯に入れて桜湯や桜茶にするのが一般的ですが、最近ではおにぎりやスイーツなど、さまざまな使い方が見られるようになりました。今回はクッキーにのせるだけのレシピをご紹介するので、桜の塩漬けの初心者さんも挑戦しやすいですよ♪

【材料】(約10枚分)
薄力粉 100g
無塩バター 50g
A グラニュー糖 20g
A 卵黄 1個分
卵白 1個分
桜の塩漬け 10枚

【作り方】
1.桜の塩漬けは水に漬けて塩抜きします。30分に一度水を取り替え、これを2回繰り返します。

2.ボウルに無塩バターとAを入れ、ホイッパーで混ぜ合わせます。

3.(2)に薄力粉をふるい入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせ、棒状にしてラップで包みます。

4.生地を冷蔵庫で1時間ほど冷やし、包丁で1cm幅に切ります。

5.水気を切った桜の塩漬けに卵白をつけ、(4)にのせます。

6.170度に熱したオーブンで15分ほど焼いたら完成です。

桜の香りや味をもっと楽しみたい方は、刻んで生地に混ぜるのもおすすめです。噛むほど口いっぱいに香りが広がり、幸せな気持ちになりますよ。

おいしく作るポイント♪

・大きな容器で水にさらす
桜の塩漬けを塩抜きする際は、大きな容器を用意し、桜同士が重ならないようにしましょう。しっかりと塩が溶け込み、ほどよい塩気の桜に仕上がります。

・こまめに焼き色をチェック
お使いのオーブンによって火力の強さは異なるので、レシピ上の“15分”は目安としましょう。桜が焦げそうになったら、アルミホイルをのせて焼き色が付きすぎないようにします。

余った桜の塩漬けの保存方法

桜の塩漬けは塩分をたっぷりと含んでいるので、保存性が高い食材です。しかしナマモノなので、半年以内に使い切るようにしましょう。

保存する際は密閉性が大切なので、簡易的なものではなく、蓋がしっかりと閉まる密閉容器などがおすすめです。冷蔵庫や冷暗所に入れておくと色味を綺麗に保つことができます。

いかがでしたでしょうか? 今回はお子さまが喜ぶお花見のおやつや、お子さまの入学のプレゼントにぴったりな見た目のかわいい桜クッキーのレシピをご紹介しました。

プレーンのシンプルなクッキーに桜の塩気がよく合い、手が止まらなくなるおいしさです。ぜひ挑戦してみくださいね。