国際オーソモレキュラー医学会監修のレストラン「医学会キッチン オーソモレキュラー」が5月29日、東京都港区にオープンした。同医学会が監修するレストランは世界初。投薬に頼らず、最適な栄養素を投入することで、病気の予防と根本治療を目指すオーソモレキュラー医学の考えに基づいたメニューを提供する。

メニュー開発にあたっては、同医学会の専門ドクター約12人が季節ごとに、無農薬・ノンケミカルな食材を使用した料理をそれぞれ担当。各ドクターの専門分野から、健康寿命長寿、ダイエット、アンチエイジングなどの効果が望めるメニューを考案し、一流シェフの調理で提供していく。

ランチは「発芽発酵玄米のおむすびランチ+ミニサラダ」(900円税別)、「オーガニック牧草牛のビーフステーキプレート+ミニサラダ」(1500円税別)など。ディナーは「食前スムージー+前菜2品+食中ミニスムージー+メーン1皿+プチデザート+ドリンク」(6800円税別)のコース料理など。

オープンに先立ち、5月25日には5人のドクターが監修したメニュー発表イベントが開催された。抗酸化作用の強いオーガニック野菜を使ったパワーサラダや、アンチエイジングが期待できる完全放牧牧草牛のサーロインステーキ、胃腸を休め、脳をすっきりとさせる自然発芽発酵玄米のおむすび、スーパーフードを使ったスムージーなど、会場には数々の健康料理が並んだ。

同店では今後、科学的根拠に基づく最先端の食情報も積極的に発信。各人異なる体質やニーズにあった“食方箋”が発見できる「おいしいの一歩先を行くレストラン」を目指す、としている。

大人の隠れ家を思わせる店内
【店舗概要】
▽所在地=東京都港区虎ノ門4-1-17神谷町プライムプレイス2階▽営業時間=ランチ午前11時30分~午後3時、ディナー5時30分~11時▽店舗面積=43坪(142平方m)50席(完全個室1部屋)▽平均予算=ランチ1500円、ディナー7000円

◇日本食糧新聞の2017年6月5日号の記事を転載しました。