広島県広島市にて、「お好み焼提案会」が5月末に行われました。
これはお好みソースでお馴染みの「オタフクソース株式会社」が毎年お好み焼き店や飲食店関係者を対象に企画・実施する、今年で20回目を迎えるイベント。
今回は、消費者の健康志向の高まりから「健康」と「広島」をキーワードとして様々なメニュー・食べ方の提案が行われました。

お好み焼きの新しい食べ方を提案

お好み焼きは調理法も簡単で手軽に食べられる“コナモン”ですが、具材にキャベツ・もやし・ねぎなどを混ぜ込んだり蒸し焼きにすれば、たっぷり野菜も美味しく食べられる料理。

会場内中心のブースでは、“ヘルシー” をコンセプトに「1日の2/3の野菜がとれちゃうお好み焼き」など、新しい切り口のお好み焼き・たこ焼きが登場。

「1日の2/3の野菜がとれちゃう広島お好み焼」には、定番のキャベツ・もやし・ねぎのほか、ほうれん草・ごぼうが入り、仕上げのトッピングに水菜!

広島のお好み焼きを食べて育った筆者ですが、ほうれん草やごぼうを入れたことはなく意外な組み合わせに感じましたが、味わいは普通のお好み焼きとほとんど変わらず美味しくいただけました。

サラダで摂ろうとすると果てしなく多く感じる「1日分の野菜」も、お好み焼きならペロリと食べられてしまうから不思議です。

「豆乳たこ焼」には行列、女性に人気

会場内でも特に人気が高かったのが、「豆乳入り鉄板たこ焼」。

豆乳入りの生地を鉄板に落として低温でじんわりと焼いていき、そこにタコ・天かす・青ねぎ・紅ショウガ…とお馴染みのたこ焼き具材を生地にのせ、生地で食材を包んで形成。最後に高温とサラダ油でカリっとさせ、ソースやマヨをかけていただきます。

低温で焼き上げた鉄板たこ焼きは、プルっとした食感でまろやか。普通のたこ焼きよりもさっぱりとした印象に。

家でやる「たこ焼きパーティー」では具材を変えてバリエーションを増やしますが、生地を変えるというのは、ありそうでなかった発想!

長ネギに豚肉をワイルドに巻いた「まるごとネギの豚焼き」

会場内ではお好み焼きの新しい食べ方提案のほか、お好みソースを使用したメニュー提案も。

個人的にお気に入りだったのが、長ネギをまるごと豚肉で巻いてホイルで蒸し焼きにし、最後に鉄板でカリっと焼き目をつけ、ヘラで食べやすいサイズにカットしソースでいただく「ネギの豚肉焼き」。

非常にシンプルな料理ですが、ソースの照り具合が食欲をそそります。また、調理過程のビジュアルにインパクトがあるため、BBQメニューとして取り入れても、盛り上がりそうなメニューです。

飲食業界ではこういった商品の活用法が紹介される提案・展示会が数多く開催されています。食のトレンドやヒット商品もこんな場からアイデアをもらって誕生しているのかもしれませんね。