ぶきっちょな息子がお箸の練習を決意!
みなさんのお子さんはお箸、上手に使っていますか? 以前もお話しましたが、うちのセガレ、結構なぶきっちょ君。「矯正はし」は3、4本購入しましたが、正解の持ち方にたどり着くことなく「食べやすいお箸」として使いつぶして終了しました(泣)
そこで、みんなでおいしく楽しくお箸が練習できる、ぴったりの食べ物を考えてみました。お箸の教え方のヒントとしてご活用いただけると幸いです。
ステップ1:狙ってつまむチキン
ポイントは、わざと大小さまざまな大きさに作ること! 食いしん坊は、つまみにくいけど大きいものを狙うはず(笑)あ、中心が生では困りますので、大きすぎにはご注意ください!
ステップ2:ググっと力を入れる玉こんにゃく
ツルルン&ぷにぷにの玉こんにゃく。お出汁に醤油、塩こうじ。じっくり煮込んだあとは、ゆっくり冷ましましょう。冷える時に味が入る、って言いますよね!
つかむ時は、重心をググッと指の筋力強化? この大きさといい、ツルンと逃げる感じといい、お箸の練習にはもってこい。
ステップ3:総仕上げは焼き魚
「お魚料理はお箸の練習に一番ふさわしいお料理」って確信しているテミタです。小骨もよけながらきれいに食べられるようになったら、大人にだって負けてないぞ! まずは比較的食べやすいお魚、アジやサンマ、カレイなんて、いかがですか?
セガレの食意識を刺激する!うなぎ名店で食べるために…
お箸に代表されるセガレの食事作法の「あまり良くないところ」は、枚挙にいとまがありません。
- お箸の持ち方が間違っている→「少しずつ直そうよ」
- お茶碗、お椀の持ち方が間違っている、持たない→「左手使ってお茶碗持ってごらん」
- 左手で口に食べ物を押し込む→「左手の使い方が違います」
- ガツガツ食らいつくように食べる→「あー・・・あー」
- こぼす→「ほら」
- 落とす→「ほらまた」
- 肘を張る→「だから、それやるとお隣の方とぶつかるんだよ!」
- 顔を近づけ、食べ物を迎えに行く→「背中を伸ばせぃ、ご飯に来てもらえ!」
- 片膝を立てて座る→「まっすぐに座れぃ!」(事情により「コラ」を省略)
- はしの置き方が逆向き→「・・・また反対向き・・・はぁあぁぁ(溜息)」
・・・って感じです。これが毎日だからすごい。本当の本当に毎日、毎回です。そして「コラ!」が出るあたりで・・・
セガレ「かあちゃん、男らしすぎるよ」
とか言われるともう、溜息しか出なくなるんです(T_T)
それがある日を境に変化が起こりました。
テミタ「お箸、ちょっと練習してみたら?」
セガレ「そうだった!よし!」(鉛筆持ちで1本だけを動かす練習を始める)
テミタ「・・・!(唖然)」ガーン!ナニコレ!(゚д゚)!!
ある日、何が起こったのか。以下詳しく説明申し上げます!
以前読んだ本に(書名も著者名も失念してしまい、ご紹介できないのが大変残念でなのですが)、フランスの子どもたちはテーブルマナーに限らずかなり意識して食事をしていることが書いてありました。
フランスのご家庭の多くが、マナーをマスターしていない子どもは外食には連れて行かない、というのです。
日本は世界的にも食に高い意識を持っている国の一つだと思うのですが、そうしたフランスの食文化事情を知ったとき、「さすが!」と感じ入りました。フランスの素敵なディナーは、子どもたちの学びのモチベーションなのかも。
「大人と同じ、おいしい料理を食べるためにテーブルマナーを覚えるぞ!」ってこと!?
セガレにもぜひ応用しよう!と思いついたのが「あの日」、そして何気なくセガレとこんなお話をしました。
テミタ「今日さぁ、ベテランさん(他人の飯を作って30年の調理師さん)に教えてもらったんだけど、新潟にうなぎで有名な『一〆(いちしめ)』というお店があるんだって」
セガレ「え、行きたい!うなぎ食べたい!」(←本物、食べたことない)
テミタ「うん、行こう!・・・でもセガレのこの食べ方じゃ、『一〆(いちしめ)』さんで食べるなんて・・・とてもとても。オホホホ(笑)」
これがきっかけだったと認識しています。セガレが立派な食いしん坊であることが見事証明された「ある日」の出来事、さすが我が息子。しかし、憧れのお店でごちそうをいただけるよう、私もぼんやりしてはいられません。お作法はお箸だけじゃないはず。私も勉強しておかなくちゃ!
ちなみにですが「セガレの憧れレストラン」も存在します。「新潟、洋食」といえば「イタリア軒」! 洋食のお作法はこちらで意識付けさせていただこうっと~♪
もう一つ。実は私、テミタも本物のうなぎは食べたことがありません(笑)
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