フードコーディネーターの佐々木沙恵子です。今回は、生クリームを使わずにフライパンひとつで作れるホワイトソースを使ったクリームパスタの作り方をご紹介します。
忙しいときやパパッと一人分だけ食事を作りたい時に大活躍のパスタです。市販のソースなど便利なものもたくさんありますが、味がマンネリしたり飽きてきた時にちょっと違う味ものが食べたくなりませんか? かといって手の込んだ料理を作ったりわざわざ食材を買い揃えるのは面倒だな~という時におすすめしたいです。

美味しいクリームパスタ、でも自宅で作るのは面倒…?

カフェやイタリアンレストランでも人気のクリームパスタ。自宅で作ろうと生クリームを買っても、全部使い切れず余らせて賞味期限切れになってしまったことがある方もいるのではないでしょうか。

今回ご紹介するクリームパスタは、ホワイトソースがベースになり、生クリームを使わずに作れます。フライパンでパスタと具材を茹でて、そのまま電子レンジで作ったホワイトソースを絡めるだけなので、洗い物が少なくてすみ、忙しいときにも楽チンです。

それではさっそくご紹介しましょう。

ホワイトソースで作るベーコンと小松菜のクリームパスタ

クリームパスタといえば、定番なのがベーコンとほうれん草のパスタ。でもほうれん草は下茹でしてアク抜きが必要なので、少し下処理に手間がかかりますよね。今回はアク抜きいらずの小松菜を代わりに使います。

【材料】(一人分)
パスタ 80g
小麦粉 小さじ1
バター 大さじ1
ベーコンブロック 30g(薄切りベーコンを使う場合は2~3枚)
玉ねぎ 1/6個
小松菜 1/4袋

[A]
水 カップ1
牛乳 カップ1/4
塩 小さじ1/2

[B]
牛乳 カップ1/4
胡椒 少々

【作り方】
1. ベーコンは6~7mm幅に、玉ねぎは薄切りに、小松菜は5cm幅に切る。

2. 大きめのフライパンを熱し、ベーコンを炒めて焼き目をつける。

3.(2)に[A]を入れて沸騰したらパスタ・玉ねぎ・小松菜を入れ、蓋をして中火で6~7分(パスタの茹で時間の規定よりマイナス1分)煮る。

※蓋をしないとパスタが茹で上がる前に煮汁がなくなってしまうので、必ず蓋を。途中でパスタが固まらないようにときどきかき混ぜ、噴きこぼれに注意してください。

パスタが入りきらない場合は半分に折って入れて

4. 耐熱ボウルに小麦粉を入れて平らにし、ラップなしで電子レンジ600wで1分加熱したら、取り出してかき混ぜる。小麦粉がサラサラになるまで3~4回繰り返す。

※加熱しすぎると小麦粉が焦げるので1分ごとくらいにチェックしてください。

5.(4)にバターを入れて30秒加熱し、小麦粉がダマにならないようによく混ぜる。

6. さらに[B]を加えて全体を混ぜる。

7. (1)のフライパンの蓋を取り、煮汁が残っていればなくなるまでさらに加熱する。(4)を入れてパスタ全体に絡め、器に盛って完成。

手作りホワイトソースのパスタをアレンジ

手作りホワイトソースができればアレンジの幅も広がります。ホワイトソースをトマトソースに加えるとトマトクリームパスタに、市販の明太子パスタソース+ほんの少し醤油を加えると和風クリームパスタに変身します。

具材もベーコンの代わりに鮭やツナ、鶏肉を入れたりきのこ類や茹でたブロッコリー、アスパラやほうれん草を入れても美味しいですね。

ホワイトソースだけ作りたいときは?

電子レンジで作れるならホワイトソースだけ作ってみたいという場合は、レシピの作り方(4)(5)の工程の後に、さらに牛乳を加えて加熱すれば簡単に出来上がります。

作り方は、レシピの作り方(5)で加える牛乳を、1/4→1/2カップに増やします。ラップをせずに電子レンジ600wで1分加熱して取り出してよくかき混ぜ、もう1度ラップをせずに電子レンジ600wで1分加熱し、再びかき混ぜたら完成です。

3分くらいで完成するのでとても簡単ですよね!レシピよりも分量を増やして作る場合は、加熱時間も少し増やしてください。出来上がりのホワイトソースは1/2カップくらいなので、少量だけ料理に使いたい場合はこの方法で作ってみてくださいね。

まとめ

ホワイトソースを手作りで作るのは手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、基本の材料は小麦粉、バター、牛乳、塩胡椒ととてもシンプルで簡単。使い切れずつい余らせがちな生クリームを使わなくてすむので、一人分のパスタを作るときにおすすめです。ぜひ作ってみてください!