フードコーディネーターの佐々木沙恵子です。今回はオーブントースターを使ったフレンチトーストの時短レシピをご紹介します。
買ってしばらく置いた食パンはパサついておいしくないですよね。実はパサパサの食パンや冷凍食パンを使うと、焼きたてのパンよりも短い漬け込み時間でフレンチトーストが作れるんです。おいしくなくなってしまったパンが甘くてトロトロのフレンチトーストに生まれ変わりますよ。朝ごはんやおやつにすぐ作れて子どもも喜ぶレシピです。

子どものおやつや朝ごはんにもぴったり

甘くてやわらかいフレンチトーストは子どものおやつや朝ごはんにもぴったり。時短で子どもが喜ぶメニューが作れたら嬉しいですよね。トースターと耐熱容器を使うと洗い物も減るのがうれしい。簡単に作れるフレンチトーストのレシピをご紹介しましょう。

【材料】(1人分)
食パン(6枚切) 1枚
牛乳 100ml
卵 1個
砂糖 大さじ1
バター 大さじ1

【作り方】

1.ボウルに卵を割り入れて切るように混ぜ、牛乳と砂糖を入れてよくかき混ぜ、耐熱容器に流し入れる。

2.食パンをオーブントースターで1~2分焼き、表面にバター(分量外)を塗り6分の1に切る。

3.耐熱容器に半量のバターを塗り卵液を流し込み、食パンを片面2分、ひっくり返して2分浸す。

4.オーブントースターに入れて10分程度焼き、表面に焼き目がついたら残りのバターを上にのせて溶かして出来上がり。

短時間で卵液をパンに染み込ませるコツ

<1>パンを軽く焼いてから卵液に浸す or 冷凍したパンを使う

食パンを焼く or 冷凍食パンを使うのは水分を抜くためです。生の食パンは水分があるためふわふわだったりもっちりした食感ですが、焼くとカリッとしますよね。食パンの水分が抜けるとカリッとし、生地がスポンジのように卵液をよく染み込むようになります。

焼き目がつくほど焼くと、逆に硬くなり染み込みにくくなってしまうので、表面が少し焼けて硬くなってきたくらいで取り出しましょう。

また、冷凍した場合も同じです。冷凍すると水分が抜けるので、冷凍庫に長く保存していたパンはそのままだとパサついておいしくないですが、その分卵液がよく染み込むようになります。冷凍したパンもトースターで軽いてから卵液に浸すとよいでしょう。

<2>薄めのパンを選んで小さめに切る

小さめに切るのは繊維を断ち切り、液を浸み込みやすくするためです。また今回は6枚切りのパンを使いました。厚くなるとトロトロ感は増しますが、その分染み込むのに少し時間がかかります。食パンの厚みに合わせて卵液の分量も増やした方がよいでしょう。

<3>耐熱容器に平らに並べるようにする

耐熱容器に並べる時も、重ねず平らに並べるのが時短で卵液を染み込ませるコツ。パンより少し大きいサイズの容器を選ぶと調理しやすいです。

フレンチトーストをアレンジしてみよう

卵・牛乳・砂糖がフレンチトーストの基本材料ですが、トッピングしたり材料を少しずつ変えて作ってもおいしいですね。ハチミツやメープルシロップをかけたり、クリームやアイスクリーム、フルーツなどと一緒に盛り付けたりするとデザート感覚で食べられます。

牛乳を豆乳に、砂糖を黒糖やハチミツに置き換えて作ると和風でヘルシーなフレンチトーストに。その場合、このレシピの卵液の比率はフレンチトーストの黄金比率なので分量は変えずにしましょう。きな粉や黒蜜をトッピングしてもおいしいですよ。

ボウルと耐熱容器だけで作れるお手軽でおいしいフレンチトースト。子どものおやつや朝ごはんにおすすめです。トースターで作れるので洗い物も少なくてうれしい。ぜひ作ってみてください!