フードコーディネーターの佐々木沙恵子です。今回は自宅で蒸し器を使わずに作れる簡単な茶碗蒸しのレシピをご紹介します。
卵とたっぷりのだしの茶碗蒸しは、素材の味を活かした優しい味で、大人も子どもも大好きな料理ですね。身体も温まる、まさに今の季節にぴったりの和食の定番メニュー。お店で食べる茶碗蒸しはつるんとなめらかでおいしいですが、自分で家でも作ってみたいけど難しそう、「す」が入ってボソボソした食感になってしまった、なんて経験がある方もいるのでは?
今回は具材に下処理いらずのかまぼこ、椎茸、三つ葉を、味付けには簡単に味が決まる白だしを使います。

鍋・フライパンで作る簡単茶碗蒸し

基本的には鍋でもフライパンでもどちらでも作り方は変わりませんが、一度にたくさん作りたいけど大きい鍋がない、という場合はフライパンを使うのが良いと思います。ただしフライパンでも蓋は必須。フライパンを使う場合は、深めで底が平らになっているものが使いやすいでしょう。

レシピに目安のだし汁の量を記載していますが、卵液は、卵:だしを1:3の分量で作るのが茶碗蒸しの基本の作り方。余裕があれば卵の分量を測って作ってみてください。

【材料】(2人分)
卵 Mサイズ2個(1個約50g)
だし汁(白だし+水) 300ml
椎茸 1〜2枚
かまぼこ 4切れ
三つ葉 1/4束

【作り方】

1.椎茸は軸を切り落として薄切りにし、かまぼこは1cm幅に、三つ葉は1〜2cm幅に切る。

2.卵を溶きほぐし、だし汁を入れて混ぜ、こし器かざるなどで濾す。

※泡立てると、すが入りやすくなるので、泡立てないように注意。

3. 器に具材を入れ、泡立たないように卵液を静かに注ぐ。

4. お湯を沸かしておく。鍋底にふきんを敷き、ラップかアルミホイルをかけた器を乗せて、沸騰したお湯を器の半分くらいの高さまで注ぐ。

5.蓋をして加熱し、再度沸騰したら弱火にして8分蒸し、火を消して8分余熱で蒸らす。

電子レンジで作る簡単茶碗蒸し

次は、電子レンジを使ったレシピです! 卵:だしが1:3で作るのが茶碗蒸しの基本ですが、電子レンジで作るときは加熱ムラが起こりやすいので、卵液のだし汁を少なめにしましょう。卵:だしが1:2.5くらいで作るのがおすすめです。

また、こまめに加熱具合を確認することもおいしい茶碗蒸しを作るためには大事。一度に高温で加熱するのではなく、少しずつ様子を見ながら加熱して、すが入らないように気をつけてください。

【材料】(2人分)
卵 Mサイズ2個(1個約50g)
だし汁(白だし+水) 250ml
具材は鍋と同じ

【作り方】
1.上記の鍋での作り方(1)~(2)を進める。
2.耐熱の器に生の具材を入れ、ラップをせずに600Wで30秒加熱する。

※生で食べられるかまぼこと、火が通りやすい三つ葉の葉の部分は加熱しなくてOKです。

3.卵液を注いでラップをかけ、爪楊枝で空気穴をあけて200Wで6分加熱、取り出して器を傾け卵液が流れてこないかを確認し、流れてこなければOK。火が通っていない場合は30秒加熱→確認を繰り返し、卵液が固まったら完成。

味に違いはある?鍋・フライパン・電子レンジおすすめはどれ?

蒸し器を使わない茶碗蒸し、作り方はわかったけど実際どれが一番作りやすいの? 味に違いはあるの? というところも気になりますよね。すが入らないように加熱できれば、食感はあまり変わりませんが、電子レンジのレシピのほうがだし汁を少なくしているので、食べ比べてみると少し濃厚な味がしました。

ちなみに、我が家の茶碗蒸しはほとんど鍋で作ります! 鍋の良いところは、火加減さえ調整すれば放ったらかしでほぼ失敗なしのところ。

電子レンジは手軽に作れて洗い物が少なくてすむのが良いところですが、こまめに火の通り具合をチェックしないといけないので、他の料理を作りながらだと少し面倒に感じることも。電子レンジによって加熱のクセがあるので、慣れるまでは加熱時間に気をつける必要があります。

いかがでしたか? 放っておくだけで簡単にできる鍋・フライパンのレシピから、手軽で洗い物が少なくてすむけれど少しコツがいる電子レンジを使うレシピまで作り方のコツをまとめて紹介しました。

どの作り方にも共通していますが、茶碗蒸しは急激に加熱すると「す」が入りボソボソとした食感になってしまうので、火加減には要注意です。ぜひ家でおいしい茶碗蒸しを作ってみてください!