元保育士、幼児食インストラクターの山口礼です。今回は、子供の食欲が進み、15分で4品作れてしまう鶏ささみのレシピをご紹介します。
鶏肉のなかでも、ささみはとてもヘルシーなのをご存知でしたか? 脂肪分が少ないうえに高たんぱくなので、子供に食べさせてあげたい食材です。大量に作ってお弁当のおかずとしてストックすることもできる料理もありますよ!

鶏ささみメインにプラスαの食材があればOK

15分でできるささみ料理4品はこちらです。
・鶏ささみのチーズ焼き
・茹で鶏ささみのサラダ
・鶏ささみのごま油炒め
・鶏だしの卵スープ

下準備した鶏ささみを使えば、どの料理も所要時間は1~3分ほど。下準備自体も5分ほどでできるうえに、ながら作業でもできるほど簡単です。下準備した鶏ささみはそのままお弁当のおかずにすることもできますし、もちろん紹介するレシピも子供がパクパク食べられるおかずになります。

一度に4品作れるのはとても便利ですよね。たとえば、作ったうちの2品は夕飯にして、残りは翌日のメニューやお弁当のおかずに回そうという感じで料理の手間を省くことができますよ。

【材料】(1人分)
鶏ささみ 100~150g
しょうが 1かけ
長ネギの青い部分 1本分

とろけるチーズ 1枚(鶏ささみのチーズ焼き用)
すりごま 少々(鶏ささみのごま油炒め用)
ごま油 大さじ1/2(鶏ささみのごま油炒め用)
卵 1つ(鶏だしの卵スープ用)

塩コショウ 少々

<まずは鶏ささみを茹でて下準備>

鶏ささみを茹でて下準備をします。我が家では、長ネギの青い部分としょうがも一緒に投入。スープを作るときに香りがよくなるのと、鶏ささみにねぎとしょうがの味がほのかにうつって食欲が増すからです。

鶏ささみ、しょうが、長ネギの青い部分を入れ、それぞれがひたひたに被るくらいの水を入れます。水が沸騰して3分ほど経ったら鶏ささみの火の通り具合をチェック。しっかり通っていたら、鶏ささみを取り出します。あくはしっかりとっておくと、この後作るスープがおいしくなりますよ。

鶏ささみのチーズ焼き

<作り方>
1.鶏ささみの水気をしっかり切り、耐熱皿あるいはアルミホイルに乗せます。

2.鶏ささみ1つにつき、とろけるチーズを1/2枚乗せて塩コショウを振りかけます。

3.オーブントースターで3~4分ほど焼きます。チーズがやわらかくとろけていれば完成です。

茹で鶏ささみのサラダ

きゅうりやブロッコリー、トマトなど残り物の野菜に、ほぐした鶏ささみを添えるだけでOK。余った野菜をサラダにしたい、ボリュームや品数が足りないと感じたときに茹でて保存していた鶏ささみが活躍しますよ。

鶏ささみのごま油炒め

<作り方>
1.フライパンにごま油をひき、鶏ささみを強火で炒めます。

2.鶏ささみにうっすらきつね色の焦げ目がついたら皿に取り出します。

3.黒すりごまをかけて完成です。

鶏だしの卵スープ

<作り方>
1.茹でた鶏ささみの鍋に入れていた長ネギの青い部分としょうがを取り出します。

2.鍋に火をかけて沸騰させ、溶きほぐした卵を加えてやさしくかき混ぜます。

3.塩コショウで味をととのえて、完成です。

とても簡単にバリエーション豊富なおかずが作れちゃう!

料理は毎日することですから、レパートリーも乏しくなってしまうこともありますよね。だからといって、手間暇かけたおかずを作って疲れるのも嫌ですよね。

紹介したレシピを通じて実感されたかと思いますが、同じ主役の材料を使っているのに、ほんの少しのアレンジで印象も味もまったく違う料理を作ることができるんです。

お母さんの思いやりを感じる料理は、手間暇かけたものだけではありません。「今日はちょっとこんな味にしようかな」というアイデアで作ったものも、毎日同じものを食べさせたくないというお母さんの願いがこめられた素敵な料理ですよ。