こんにちは、元祖農業ガール藤野いち子です。今回は、ママを悩ませるお弁当のスキマ問題に一筋の光となる簡単おかずレシピをご紹介します。
12月は働くママにとっては鬼門ですね。仕事は忙しくなるのにイベントは盛りだくさん、しかもお弁当は休みなしです。お弁当作りは悩まずサクッと済ませたいですよね。ハム・ウインナー・ちくわをベースに、卵や野菜をあわせます。簡単で彩りもよいので、たくさん作って作り置きおかずにもどうぞ。

ハムとほうれん草のオムレツ ボリューム感のある簡単おかず

「ハムはいつも冷蔵庫に入っている」という方は多いのでは。藤野は最近、ハム1枚の値段を計算していたら意外にも高いことにびっくりしました。高価なので大事に使いたいのですが、お弁当に入れるとボリュームが出ないのが難点。

そんなときにはオムレツの具に活用しましょう。卵のおかずは子どもにも人気ですし、玉ねぎが入って甘みが出ます。

【材料】(直径18cmフライパン1枚分)
卵 3個
マヨネーズ 大さじ2
塩こしょう 少々
玉ねぎ 1/2個
ハム 3枚
冷凍ほうれん草 20g

【作り方】
1.玉ねぎは薄切り、ハムは小さく切っておく。

2.ボウルに卵を割りほぐし、マヨネーズ・塩こしょうを加えて混ぜる。

3.フライパンに油を引き温め、(2)を入れてかき混ぜ、玉ねぎ・ハム・冷凍ほうれん草を入れて混ぜる。

4.半熟になったらフライパンに平らに広げ、ふたをして弱火で蒸し焼きにする。

5.裏も焼いて出来上がり。

焼きあがったら、放射状に8等分します。

普通の卵焼きでは出せないボリューム感! お弁当のスキマ悩みにかなり効きます。甘くておいしいので、きっと子どもたちにも人気が出るでしょう。お弁当だけではなく、夕飯にも出したいですね。野菜はお好みで変更もOK。じゃがいもを細切りにして入れると満足度があがります。

ウインナーとアスパラの炒め物 野菜と合わせてかさ増し&彩りアップ

ウインナーはそのまま焼いてお弁当に入れられる人気の食材ですね。藤野家でもお弁当おかず用として冷蔵庫に必ず入っています。

でもウインナーは大体大きさが決まっていますし、お弁当のスキマ悩みの解消には非力です。そんなときには野菜と合わせて、かさ増し&彩りアップしましょう。

【材料】(250ml容器1個分)
ウインナー 3本(1/2袋)
アスパラガス 3本(1束)
粒マスタード 小さじ1
塩こしょう 少々

【作り方】
1.アスパラガスは根元の硬い部分を切り落とし、皮をピーラーでむき斜め切りにする。
2.ウインナーは斜め切りにする。

3.熱したフライパンで(1)(2)を炒め、火が通ったら粒マスタードを加え塩こしょうで味を調える。

炒めて味付けするだけなので簡単です! アスパラとウインナーを別々にお弁当に入れるより、断然豪華に見えるんですよね。不思議です。

にんじんちくわサラダ お手ごろなちくわをフル活用!

皆さんは、普段のお弁当にちくわを使っていますか? ちくわは安いものなら1袋100円程度なので、気軽に使える食材の一つですね。

きゅうりやチーズをちくわの穴に詰めてお弁当のおかずにすることが多いと思いますが、野菜とあわせてサラダにしたり炒めたりすることで彩りが良くなり、ボリュームアップします! ちくわを使った簡単お弁当おかずレシピを2つ紹介します。

【材料】(250ml容器1個分)
にんじん 中1本
ちくわ 2本
マヨネーズ・いりゴマ 適量
白だし 小さじ1

【作り方】
1.にんじんは千切り器で細切りにする。少しかために下茹でし、ざるに取り水気を飛ばす。

2.ちくわは斜め薄切りする。
3.(1)(2)をボウルに入れ、マヨネーズ・いりゴマ・白だしを入れて混ぜる。

にんじんが大きめの場合はちくわも増量して。白だしがない場合は希釈タイプのめんつゆなどでも大丈夫です。

ちなみに白だしは和洋中に使えて何でもおいしく作れる調味料です。「まだ使ったことがない」という方は、ぜひ試してくださいね!

ピーマンとちくわのキンピラ たくさん作って作り置きにも

【材料】(250ml容器1個分)
ピーマン 4個
ちくわ 3本
みりん・しょうゆ・酒 各大さじ1
白ごま たっぷり

カラーピーマンがあったので使いましたが、もちろん普通のピーマンで構いません。

【作り方】
1.ピーマンは細切りに、ちくわは斜め薄切りにしておく。

2.フライパンに油を引き、(1)を入れて炒める。みりん・しょうゆ・酒を入れてさらに炒める。

3.仕上げに白ごまを入れて混ぜる。

完成です。カラーピーマンの代わりににんじんを入れてもよいでしょうし、じゃがいもの千切りを入れてもおいしく作れます。たくさん作ったら作り置きおかずにして、夕飯の準備もラクできそうですね。

おいしそうなおかずをたくさん詰めて、スキマ悩みのないお弁当ができました! おかずのうちのひとつでもボリュームアップすれば「ここのスキマどうしよう」というお悩みから解放されそうです。人気のあるおかずは作り置きに昇格して、忙しいシーズンも笑顔でお過ごしくださいね!