国産ドライフルーツを新茶に浮かべて楽しむ「フレーバー緑茶」
東京・神楽坂の茶店、楽山は、新茶の季節や母の日に合わせ、恒例の「水出し新茶テイスティング」イベントを行い、緑茶の新しい飲み方を提案した。今年は「フレーバー緑茶」をトレンドに、厳選した国産のドライフルーツを新茶に浮かべて楽しむもの。鹿児島、静岡大走り、同八十八夜、ほうじ茶、和紅茶に、イチゴやレモン、リンゴ、ユズ、ショウガ、玄米などトッピングしていただく。パッケージメーカーの吉村が提案する「フィルターインボトル(FIB)」(ハリオ製)とドライフルーツの組み合わせで、リーフで飲む緑茶の消費喚起を図る。
通年「新茶あります」ののぼりを出し、フェーズが全く変わらない茶店が多い中、同社は「常日頃からアンテナを張っている客に対しては鮮度が全て。吉村が提案する一煎茶袋はメッセージ性が高く視覚に訴えやすい。母の日の感謝の気持ちを伝えるのに、普段は口にしづらい“おかあさん、いつもありがとう”の一言が添えられた茶袋や、急須に変わる、FIBなどは新鮮に映るのだろう」(斎藤昭人代表)と分析する。
楽山は、1社でFIBを発売当初から累計で3000本以上販売する。既存品を「楽山」オリジナルの名入りボトルに切り替えるなど、試行錯誤しながら対応してきた。
冬場でさえ、PETボトルのお茶を「レンジでチン」して飲むという若者もおり「家に急須がない」という家庭もある。リーフの需要は右肩上がりとはいえないが、次世代の急須といわれる「フィルターインボトル」を中心にドライフルーツのトッピング提案でリーフの消費拡大に取り組む。
イベント参加費は500円。飲みたい新茶が好きなだけ楽しめ、500円分のキャッシュバックチケットがもらえるので実質の参加費は無料。外国人や若い男性なども参加し、チケットを使って新茶や茶器を購入して帰る客が多く、イベントは盛況だった。
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