さて、前回のアルザス旅行の帰りはライン川を隔てて東側にある、ドイツのシュヴァルツヴァルト(黒い森)へ。川を超えただけで異国に入るなんて、やはりこれも大陸ならではですね。EU圏内は検問がないため、高速道路を車で走っていると「国境まで何キロ」との表示があります。国境を超えるとその国の言葉で「ドイツへようこそ」とか「フランスへようこそ」と看板が出迎えてくれるので、旅の気分を盛り上げてくれます。

シュヴァルツヴァルト(黒い森)の名産は白ワイン

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夏のバカンスでアルザス名物料理と白ワインを堪能

黒い森のブドウ畑

白ワインの名産地アルザスからライン川を隔て東に位置するこの土地も、ワインの生産地で有名です。この地域やドイツのモーゼル川界隈には広大なブドウ畑があります。

かつてアルザス地方をドイツが欲しがったのも、良いブドウが採れておいしいワインが出来るからだと聞いたことがあります。このあたりは特に白ワインが有名ですね。それからやはり豚肉やジビエ料理も有名でしょうか。

名前を忘れてしまった地元の肉の煮込み料理とマッシュポテトとパスタ

写真の料理の奥側にある黄色い塊は、シュペッツレ(Spätzle)というこの地方で食べられているパスタです。小麦粉、卵、塩と水を混ぜた緩めの生地を茹でて作ります。

旅の楽しみ「ホテル」と「朝ごはん」

さて、ヨーロッパの宿泊施設は、大まかに分けてホテル、B&Bもしくはキャンピング(バンガローなどを含む)でしょう。特にヨーロッパらしいホテルといえば、古いお城の一部や全体を宿泊施設として改築したもの。

お城に泊まって優雅に朝食って、想像しただけでも楽しいですよね。ヨーロッパの宿泊施設での朝食は、ほとんどがビュッフェスタイル。朝にパンの焼ける匂いで目覚め、誘われるように朝食会場へ行くと、目の前に所狭しとパンやシリアル、ヨーグルトやフルーツなどが並べられてあります。

手前も奥もパン

ヨーロッパのホテルの朝食は必ずクロワッサンがありますが、それ以外はその国のパンが数種類並ぶことが多いです。

左からチョコロール、クロワッサン、ラウゲンブローチェン

上の写真右のパンはラウゲンブローチェン(Laugenbrötchen)。プレッツェルのように表面が濃い茶色です。これは焼き上げる前にパン生地を水酸化ナトリウム水溶液にくぐらせることにより、焼き上がりのパンの表面が茶色くまた光沢を帯び、従来のパンとは違った食感が楽しめるドイツ独特のパンです。

所狭しと並ぶシリアルや果物

シリアルや果物なども、種類豊富で迷ってしまいますね。上の写真の真ん中あたりにあるのは、手作りのジャム。

冷蔵品は冷蔵庫で

今回、実はもう一軒別のドイツのホテルにも宿泊しましたが、やはり冷蔵品(ハムやチーズ、ヨーグルトなど)は小型冷蔵庫で出されていました。ドイツの新しいトレンドでしょうか?

この他にも、ゆで卵やベーコンも。それからもちろんコーヒー、紅茶や各種ジュース類が盛りだくさん。朝からしっかりいただけば、一日楽しく過ごせますね!

モーゼル川の近くにあるお城。こちらはホテルではありませんが。。