すいとんにも…ひとつまみのカレー粉が料理を変える!
カレー粉、常備してますか? カレー味だけではなく、カレー風味を演出してくれるカレー粉、実はとっても使い勝手が良いんです。どんな料理にもカレーの風味をつけてくれるので、日常の食卓を簡単に変えてしまうことが出来るんです!
今回はカレー粉を活用したレシピ「カレー味のすいとんとカレー風味スープ」をご紹介します。
カレー粉の良さに気づいたら、レパートリー広がりました。
僕は、初めてカレー粉を使って料理をした日のことをよく覚えています。レシピ通りに作ったつもりなのに、出来上がったカレーライスは粉っぽいし、変な味がするし、、、一言で言うと美味しくなかったのです。
しかし、カレーのことを勉強して何回も何回もカレーを作っていると、カレー粉の良さがだんだんと見えてきました。素材の味が生きること、料理の幅が広がることが分かったのです。例えば、マヨネーズにカレー粉を加えるとスティック野菜によく合うカレーマヨネーズが出来上がります。スープに加えてカレースープにしたり、チャーハンに加えたりと、カレー粉はカレーライスを作るためだけのものではないんです。
カレーライスを作る時は、固形ルゥの方が簡単便利ですが、カレー粉も負けてはいません。読者の皆様も一度、カレー粉に目を向けてみませんか?カレーの香りが、食卓を彩ります。
カレー粉は難しい!の発想を捨ててみよう。
カレー粉でカレーを作ったことがある方で、出来上がりの味に”物足りなさ”を感じたことがある方はいらっしゃると思います。その原因は、固形ルゥに含まれている食用油脂や旨味調味料がカレー粉には含まれていないからなんです(場合によっては、含まれている事もあります)。カレー粉の優れている点はまさにここ、スパイスのみで構成されているということなんです!
似たような味に仕上がる固形ルゥに対して、カレー粉は素材を活かして料理に溶け込みます。カレー粉で作るカレーライスは人参の甘味に気づかせてくれるし、トマトにはたくさんの旨味成分が含まれていることがわかります。しかし、素材の持ち味を生かさないと物足りない仕上がりになってしまいます。
そのため、顆粒コンソメなどで旨味を補うレシピは多いですが、僕は基本的にこれをやりません。素材の旨味を引き出すことが出来たら、必要ないんです。これからご紹介するレシピで、カレー粉のおもしろさと、素材本来の旨味に気づいて頂けると嬉しいです。
素材の旨味が分かるカレー粉レシピ
今回チョイスした食材は、カレーの定番3種の野菜とトマト、今が旬のスナップエンドウ。こだわりは、日本畜産振興株式会社様のバナナポークソーセージです。このソーセージ、一般的なソーセージに比べて脂の旨味が全然違うんです。素材を活かすカレー粉にはぴったりの食材ですね!
カレー味のすいとんとカレー風味スープ
<材料 2人前分>
- すいとん(以下の5つをよく混ぜ合わせる)
小麦粉 50g
片栗粉 15g
カレー粉 小さじ2
塩 2つまみ
ぬるま湯 60~70cc - バナナポークソーセージ 4本
- トマト 1/2個 ざくぎり
- 玉ねぎ 1/4個 3センチ幅にスライス
- 人参 1/2本 一口大の大きさに切る
- じゃがいも 1個 一口大の大きさに切る
- カレー粉 小さじ2
- 塩 適量
- オリーブオイル 適量
- 水 700cc
<作り方>
- お鍋にオリーブオイルをひいて、バナナポークソーセージの両面に焼き色を付ける。
※両面に焼き色がつくまで焼くことで、香ばしくおいしくなります。 - 玉ねぎ、トマトを加えよく炒めます。
※トマトの水分がしっかり飛ぶようにします。 - 人参、じゃがいもを加え全体を混ぜ合わせたら水を加えます。
※水を加える前に、塩を少量加え旨味を引き出します。 - カレー粉を加えて、30分くらい煮込んでいきます。
※蓋はせずに余計な水分を飛ばします。 - 一口大に丸めたすいとんを加え、火が通るまで煮込みます。
- 塩ゆでしたスナップエンドウを加え、塩加減を調節して完成です。
一つ一つの工程を意識することで、素材の旨味を引き出すことが出来ます。ソーセージの旨味が染み出たスープに、人参の甘味を感じることはできたでしょうか?カレー味のすいとんとカレー風味のスープ、2つの違いをお楽しみください。
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