八海醸造は7月25日から、「麹だけでつくったあまさけ」の製造拠点「八海山あまさけ製造所」(新潟県魚沼市)で、一般見学を開始した。1階メーンフロアでは甘酒商品のこだわりを映像とともに紹介。2階製造ラインで仕込みタンクやボトル詰めの工程が見られる。

同社は09年から「麹だけでつくったあまさけ」の製造を開始。酒蔵に近い魚沼の里で製造していたが、15年に魚沼市宮2294-3の地に製造拠点を移し、17年7月に増設。現在、大ボトル825g換算で1日3万本を製造でき、今後の拡張スペースも確保している。製品をより理解し、身近に感じてもらうために製造所の見学通路を整備し一般見学を開始した。

ボトル詰めの工程など見学できる

一般見学はインターネットでの完全予約制。入場料は無料で、1日1~10人を定員としている。

見学コース完成に合わせて、同所キャラクター「こうじくん」を開発し、あまさけ紹介ビデオやオリジナルグッズに活用する。

麹だけでつくったあまさけ

施設スタッフが、長年の日本酒造りの伝統技術を生かした麹と、魚沼の清らかな水だけで作ることを紹介し、「あまざけ」ではなく濁りのない「あまさけ」の商品名に思いを込めているこだわりなどをアピール。見学後には、同品の試飲もでき、豆乳や炭酸水でわったお薦めの飲み方も紹介していく。

◇日本食糧新聞2018年7月30日号の記事を転載しました。