担々麺、カレー、キムチなど、暑い時期には辛い食べ物が無性に食べたくなりませんか。発汗作用がある唐辛子を取り入れて汗を出す。頭もスッキリするんですよね。でも、辛いものが苦手な方も少なくありません。辛くなくてもスパイスをたっぷり使うのも同様に効果が期待できるんですよ。
タイ料理やインド、ベトナムなどエスニック料理もすっかり日本でもお馴染みになって嬉しい限り。ミャンマー料理はあまり知られてないかもしれませんが、野菜の種類や量も半端ない!くらいたくさん使うので、胃もたれしにくいんですよ。

日本では珍しい野菜などが底なしのように…

恵比寿にある「びるまの竪琴」。ミャンマー料理が食べられる数少ないお店です。木材をふんだんに見せてシンプルな店内でいただく料理は、どれも野菜が底なしのように(笑)入っていて凄く嬉しい。日本では珍しいキノコ類や、姫竹の子、朝鮮人参のような人参?が丸ごと入っているスープとか。

時期によって入れる野菜も違うのですが、一般的なスーパーでは売っていない現地に愛される野菜が種類も豊富に入っているので、香りや食感のバリエーションが豊かなんです。

レモングラスやパクチーなどスパイスだけでなく、八角やクローブなどの中華料理に使うスパイスやマレーシアの香辛料もあり、風味が深い料理ばかりです。

自宅でも作ってみたいゴーヤの肉巻き

簡単に家でも「もどき」が作れる料理もあります!日本でなじみの野菜も料理法が面白い。これはゴーヤの肉巻きです。ゴーヤは中に、スパイスやナッツを入れたひき肉の食感も楽しいミートローフのようになっています。輪切りにして炒め焼きにしています。

ゴーヤの苦味が肉のエキスをたっぷり吸っているため、苦味は緩和されて凄く美味。家でも真似して簡単に作れます。スパイスは家にあるもので代用。冷めてもおいしいので、お弁当にもおいしそう。油をタップリにすれば、苦味が苦手なお子様でも食べられる料理ですよ。

こちらのお店では、盛り付けるサーバー(スプーンフォーク)も木目なので、凄く素朴でほっとさせてくれます。

ビールのおつまみにも最高なサラダ

これは前菜です。お茶の葉と揚げた豆のサラダ。ナッツや小エビやたっぷり野菜を混ぜています。揚げたお豆のポリッポリッの食感が、これも噛み応えあって楽しい。エビもナッツも旨味がもともとある食材ですし、甘さもあり食べやすい。パンにも合うし、ビールのおつまみにも最高な相性。カルシウムたっぷりです。

そのほか、揚げ豆腐や魚介類、肉類、ボリュームのある料理と多彩なので、好みによって選びやすいんです。カレーも多種多様。このときはうなぎのカレーもありました!バターを使わないのでしつこくなく、たくさん食べてもなんだかシャキッとする料理ばかりです。

辛い料理やスパイス料理はストレス軽減になるともいわれています。ミャンマー以外にも、ちょっと珍しい国の料理たち。エスニックの幅を広げて夏を乗り切りましょう。