カルディって調味料好きにとってはとても楽しいお店ですよね。海外製だけでなく、国内産のものも多彩。
その中でもドレッシングは種類豊富で見ているだけでもわくわくします。おいしいとネットやSNSで話題になったうさぎマークが目印の「フォロミール」は、残念ながら現在は品薄状態で店舗では手に入らないことも多いのですが、根強い人気の「もへじ」シリーズや新発売のものなど、調味料研究家である私がおすすめする5種類をとっておきの使いこなし術とともにご紹介しましょう!

【黒酢たまねぎドレッシング】オイル70%カットタイプでヘルシーなチキンピンチョスを

じっくり醸された国産の黒酢と甘みのある国産たまねぎをふんだんに使った「もへじ 黒酢たまねぎドレッシング」は、カルディのドレッシングの中でもド・定番ともいえる一品。
さらにこの商品に「オイル70%カット」タイプがあるのをご存じですか?

野菜だけでなく肉や魚と相性が良いので、ボリューミーサラダにたっぷり使いたい。だからヘルシータイプはありがたいですね。でもせっかくですから、肉を使ってもローカロリーなピンチョス風サラダも作ってみませんか?

脂を落とすように焼き上げた鶏むね肉も、たまねぎドレッシングの奥行きのある味で淡白になりすぎず楽しめます。冷やした白ワインや冷酒と一緒にどうぞ。

【作り方】

  1. 鶏むね肉に軽く塩コショウして、オーブンで皮がパリパリになるまでじっくり焼く。
  2. 焼きあがった(1)を食べやすく切り、キュウリ、大根とともに盛り付ける。

【ポイント】
・鶏肉を使い、じっくり焼き上げることで脂を落とすのでさらにローカロリー。
・ドレッシングで和えたりかけたりするのではなく、つけダレ風に使うことでかけすぎをふせげる。

日向夏ドレッシング】爽やかさが魅力、夏野菜マリネにぴったり

「ミツイシ 日向夏ドレッシング」は、宮崎原産の柑橘、日向夏を使ったドレッシング。写真を見ていただければわかると思いますが、日向夏の果肉と果皮がたっぷり入ってるんです。だからかける時は瓶をよく振ってからどうぞ。

レモンより優しい酸味でユズに少し似た香りをもつ日向夏は、魚介類との相性が良いのでカルパッチョのソースなどにもぴったり。でも野菜だけを使った思いっきり爽やかな一品を作ってみるのもおすすめです。

【作り方】

  1. ミニトマト、食べやすい大きさに切ったセロリ・キュウリ・玉ねぎなどを日向夏ドレッシングで2時間以上漬け込む。
  2. 漬け込み中も時々ふって全体に味をなじませる。

【ポイント】
・しっかり漬け込むとピクルスのようにもなる。
・肉や魚料理の付け合わせに使うと、口中がさっぱりして食欲増進!

【ガーリックドレッシング】圧倒的にじゃがいもとよく合う

「Vinaigrette à l’ail」つまりニンニクの酢油ソース、とフランス語で書かれているカルディのガーリックドレッシング。ラベルのイラストは、ニンニクのみ! 瓶の中身もペースト状のニンニクがどっさり入っていることがうかがえます。

味わいは、期待通り、どっしりがっつり。ニンニク好きにはたまらないドレッシングといえるでしょう。

そしてこれが、とにかくじゃがいもと合うのです! ゆでたじゃがいもに粒マスタードとともに和えてもいいし、いつものポテトサラダの隠し味にも効果的。

グリルしたじゃがいもの仕上げに、ざっとまわしかけてホットサラダにするのもおすすめです。

【鰹節ドレッシング ノンオイル】和食を作るのが楽しくなる

世の中に和風ドレッシングはあまたあれど、この「もへじ 鰹節ドレッシング ノンオイル」の贅沢な味わいは特筆もの。鹿児島産の鰹節のうまみと香りがとても鮮やかなうえ、福岡県糸島産の橙果汁を使った軽やかな酸味、醤油の香りとうまくバランスがとれていて、和食全般に使えます。化学調味料・保存料不使用というのもうれしいですね。

1瓶あると、蒸し野菜やゆで野菜に添えるほか、おひたし風に和えてもよし。和風パスタのソースとしても重宝しますよ。

上の写真は、酢を入れた湯で茹でてから水気を絞った茄子にかけたもの。水っぽくなりがちな料理もくっきりとした味に仕上がります。

【かけたらベトナムドレッシング】バインミーの必需品

こちらは、玉ねぎ、ニンニク、そしてベトナム料理に欠かせない魚醤・ニョクマムが効いたドレッシングです。ベトナムでは「ヌックチャム」といい、春巻きのたれとしてもお馴染みのもの。

これを使うだけで本格ベトナム料理が作れてしまうすぐれもので、サラダのほかそうめんなどの麺類にかけてもおいしいですよ。

そしてこの「ヌックチャム」が味の決め手になるのが、「バインミー」というベトナム風のサンドイッチ。最近は日本にも専門店ができてきて知られるようになってきましたが、フランスパンに日本でいう「なます」や生野菜、パテやハム、揚げ物、焼いた肉などをはさんだものです。

家庭でバインミーを作るなら、にんじんと大根の千切りを塩もみして柔らかくしてから塩を抜いて(あるいは薄い塩水につけてしんなりさせて)、水気をしっかり切ってから「ベトナムドレッシング」で和えたもの(ベトナム風なます?)を他の具とともにバゲットなどにはさめばカンタン。

エスニックな味わいに大満足間違いなしです。パクチーを入れればより本場仕様になりますよ。

全種類試してみたくなるカルディのドレッシング お店に出かけたらいつでもチェックを!

定番、新作、限定版など、とにかく種類がたくさんあるカルディのドレッシング。どんな味なの? と思ったら、まずは試してみてください。料理の幅がぐっと広がるでしょう。

ニューフェースもどんどん加わるので、カルディに出かけたらドレッシングの棚は必ずチェックですよ~!

(注)ここでご紹介したドレッシングは、複数の店舗あるいは公式オンラインショップで購入可能(2018年6月現在)な商品ですが、すべての店舗で常時販売されているわけではありません。