リモートワークの定着など、働き方が変わってきたこともあり、宅配弁当の人気が高まっています。そして宅配弁当の中でもナッシュ(nosh)の弁当は「ほかとはちょっと違う」とのウワサ。「おいしい」「まずい」「高い」「便利」……ネットにあふれるいろいろなナッシュの評判を、食の専門誌で飲食店の取材を多く手がけてきたフードライターが実際に利用して、がっつり食べながら検証してみようと思います。

目次

ナッシュのシステムや弁当の特徴は?

宅配弁当といってもそのシステムや弁当の内容はさまざまです。まずはナッシュの宅配システムと弁当の特徴をわかりやすく説明してみましょう。

ナッシュの宅配弁当はプランを決めて頼む「定期配送」システム

ナッシュのシステムは「定期配送」で、配送間隔が1週間に1回、2週間に1回、3週間に1回から選べて配送曜日の指定ができます。同時に、1配送ごとのお弁当の数も6食・8食・10食・20食から選べる仕組みです。

※初回は20食は選べません。

「え?1回に10食とかどうするの?」「1人暮らしだから6食でも多い」と思った方、心配いりません。ナッシュは作りたてを衛生的な環境で急速冷凍した「冷凍弁当」なので賞味期限は製造から約6ヵ月~1年間。冷凍庫でストックできます。

実は私も最初は「6食でも多いかな。場所もとるし」と思っていたのですが、一度家族の昼食にそれぞれが好きなものを選んで食べたらあっという間になくなってしまい、10食にしておけばよかったと思ったぐらいです。

ただ、最初の申込時に配送間隔や配送日、食数などを決めないといけないのは、少し面倒かもしれません(私はかなり悩みました)。

でも配送曜日や配送間隔は途中で変更することも可能で、受け取れない日がある時などは、その回の配送をパスする「スキップ」という機能を使うこともできるので、慣れてくるとナッシュの宅配システムはかなり自由度が高いと感じるようになりました。

※スキップは、地域に応じて次回お届け日の4~5日前までの手続きが必要です。

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「糖質30g以下・塩分2.5g以下」の冷凍弁当で、ご飯はなし!

ナッシュの弁当の大きな特徴は、以下の3つ。
(1)冷凍弁当であること
(2)基本、主食は含まれないこと
(3)健康に配慮した栄養価基準で作られたメニューであること

冷凍弁当と聞いてもイメージがわかない方もいるかもしれませんが、簡単にいうと、「パッケージごとレンジで加熱して食べる料理」です。冷凍食品の惣菜との違いは、メイン料理1種と副菜3種の料理の組み合わせだということ。

冷凍庫にストックした弁当からその日の気分でメニューを選べるのは、思っていた以上に楽しかったです。ただどうしても好きなメニューから食べちゃうので(私だけ?)迷って買ったメニューが残りがちでしたが。

ただし、注意したいのは(2)に書いたように「基本、主食は含まれない」こと。だからご飯などは自分で用意する必要があります。これが普通の「お弁当」とは大きく違う点です。

ご飯の量が自分で調整できることや、玄米や雑穀米のご飯と一緒に味わうことができるのはメリットですが、ナッシュの弁当単体では“食事”として完結しにくいことがデメリットです。

ただし、ナッシュの弁当で特筆すべきことは、(3)のすべてのメニューが「糖質30g以下、塩分2.5g以下」で、管理栄養士が栄養価と味わいをしっかり吟味して考案した献立になっているという点です。

そのため、糖質や塩分を管理したい方に、「糖質や塩分が管理しやすいのでうれしい」「カロリーのほか脂質や食物繊維の量も明記されているのが助かる」とナッシュは評判がよいようです。

実際にナッシュの弁当を体験!申し込みから届くまで

もともと料理するのが苦にならないタイプなので宅配弁当にそれほど興味がなかったし、割高だとも思っていましたが、友人から「冷凍なのでストックに便利」「ダイエット中の栄養管理に役立ててる」「関西だったら安く配送料が安く頼めるんじゃないの?」というような話を聞いて気になりだしたナッシュ。

そんな中、リモートワークが増えたこともあって思い切って注文してみることにしました。申し込みの様子から最重要の「味」まで、実際に経験してわかったことを詳しくお伝えします。

申し込みはネットで簡単。アプリも使いやすい

ナッシュの弁当の申し込み(購入)はネットで簡単にできます。PCサイトのほかにアプリもあるので、スキマ時間にメニュー選びやパターン変更が気軽にできるのが便利です。

申し込みは以下の3ステップで行います。

1.配送間隔を選ぶ

配送間隔は「1週間」を選びました。理由は、できるだけ短い期間にたくさんのメニューを食べ比べてみたかったから。結果、6食を1週間1度の配達だと、食事の予定もたてやすかったし、届くのが楽しみだったので正解でした。

2.食数を選ぶ

初回は、1回の配送が6食、8食、10食から選べ、食数が多いほど割安になります(2回目からは20食も選べますが、1食あたりの金額は10食セットと同じです)。

私が選んだのは、「6食」。これは、週4回リモートワーク時の自分のランチ用が基本で、残り2食を家族用や夜食に転用するイメージだったのと、一度にたくさん届くと冷凍庫に入りきらないかもと思ったから。

ただ6食だと1食あたりの価格は最も高くなることに加え、配送料がプラスされることを考えると割高感は否めません。なんといってもおかずだけですからね。

冷凍庫に余裕がある方や家族で食べる予定の方は10食がお得だと思います。難点はメニューを一度に10食選ぶのが大変そうなこと。メニュー数がとても多いので、目移りしがちです!

3.メニューを選ぶ

この画面で好みのメニューを自分のプランの食数まで選びます。ナッシュの冷凍弁当の評判が高い理由のひとつが、多彩なジャンルの60種以上のメニューから選べるということ。毎週3品新しいメニューも追加されるので飽きません。

メニュー名や説明文だけだとどのような料理なのかわかりにくいものもありますが、写真でビジュアルやボリュームが確認できるのはいいですね。例えば唐揚げの個数なども写真をみればわかります。

また、メニューを選ぶ画面で、それぞれのメニューの糖質量と辛さの度合いもわかります。子どもにも食べさせる予定がある時は辛さマークはしっかりチェックを。材料の原材料などまで細かく知りたい時には詳細説明で確認します。

ただ私の場合、食べてみたい料理がたくさんあって、なかなか6食がFIXできず、結局、初回は上の添付画像の「↓」のところにある「人気メニューからおまかせ選択」をクリックすることに。

結果的に、この方法は正解でした。初回にナッシュの弁当に人気どころを味わうことができて、味の傾向もわかったし、「辛さ表示より実際の方が辛いみたい」「副菜もチェックしておいた方がよさそう」といった、次回の注文に生かす情報が得られました。

これでナッシュの申し込みは終わり。とても簡単です。

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ナッシュの弁当が到着! 気になる大きさについて

届いた段ボールは80サイズ。サイトで確認すると高さ230mm x 幅350mm x 奥行193mmだそう。大きさの割に軽い感じ。開けてみると緩衝材をいれて丁寧に梱包されていました。

弁当1個のパッケージサイズは、横18.0cm×縦16.5cm×高さ4.5cm。紙製で、フィルム状の蓋がしっかりシールされています。

以前よりパッケージが小さくなったそうですが、これでも複数個冷凍庫にいれると結構場所をとってしまいます。予想はしていましたが、まとめ配送されるため、毎回到着前にはナッシュの弁当用に冷凍庫のスペースを空けておく必要がありそうです。

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蓋部分は、BEEF、CHICKENなど、素材によって色分けされています。メニュー名、カロリー、加熱時間、原材料などが記載されていますが、字が小さいのと水性フレキソ印刷なのでややかすれているものもあって少し読みにくいと感じました。

この蓋に書かれている情報はナッシュのサイトのメニューページにも記載されているので、気になる部分はそこで確認するとよいでしょう。

実際に調理してみたナッシュの弁当いろいろ

調理は、蓋のシールを3~4cmほど開け、レンジで加熱します。メニューにもよりますが、600wで約4~5分程度の指定がほとんどです。

時間通りの加熱で十分温まっていました。といっても、
・弁当の種類によって温めムラができるものもある
・メイン料理に合わせた時間で温めると副菜が過熱しすぎになることが多い
という気になる点も。

また、蓋をとると写真のように副菜が混ざってしまっていたこともありました。凍っているからといって届いてから乱暴に扱うのはNGですね。保存する時もなるべく水平になるようにした方がよさそうです。

ナッシュの弁当は高いって聞くけれど本当?

ナッシュの弁当の評判としてもしかすると一番多く耳にするのが「高い」かもしれません。私もそれが気になってなかなか注文することができませんでした。

「1回に支払う金額」が高くなるのがネック

正直、ナッシュの弁当は安くはないと思います。食数を多くまとめ買いすると1食あたりは安くなり、初回注文の場合、6食:698円、8食:623円、10食:599円という価格設定になります。でも1回に支払う金額は、それぞれ6食:4190円+送料、8食:4990円+送料、10食:5990円+送料となるので、お弁当に支払う金額としてはちゅうちょする人も多いのではないでしょうか。

また、冷凍配送となるため、送料の高さもネックです。6食セットの場合の送料は、一番安い関西で913円、関東が1056円、北海道・沖縄は2145円となります。これを6食で割ると…やはり結構高いですよね。しかもごはんはついていません。

それでも「注文して良かった!」と言える4つのメリット

でも、私は注文してみて良かったと思っています。その理由は主に4つ。

<メリットその1>メニューを選ぶのがかなり楽しい

メニューを選んで購入することはもちろん、冷凍庫のストックの中から「今日はどれを食べよう?」と迷うのが思った以上に楽しかったですね。リモートで仕事している時には良い気分転換になりました。

これはまとめ買い・定期配送というナッシュのシステムならではの魅力だと思います。

<メリットその2>時短調理できちんと感のある食事が可能

私を含めて家庭の主婦は忙しくても、家族のためにはそれなりにきちんとした食事を用意するけれど、自分ひとりだとあり合わせで済ませてしまうという人も多いのではないでしょうか。そんな時に主菜+副菜3種という基本構成のナッシュの弁当があれば、調理に時間をかけなくても、ちょっぴり優雅な食事が楽しめます。

例えば、定番のハンバーグ弁当に残りご飯とカップスープをプラスして洋食屋さん風「ハンバーグ定食」にしてみたり、エスニックメニューでカフェ気分に浸ったり。後片付けがラクなのもうれしいところです。

<メリットその3>新しいメニューから、料理のヒントも得られる

60種類以上とメニューが豊富で、トレンドメニューも組み込まれているのがよかったです。また、定番の料理も自分で作る時の味付けやアレンジの参考になったし、ナッシュの弁当に出会ってから自分でも作るようになった副菜もあります。

料理好きだと既成品の弁当には抵抗があるかもしれませんが(私はそうでした)、ナッシュの料理のラインアップはかなりユニークなので、興味がでたお弁当は試してみる価値はアリだと思います。

例えば2022年9月上旬現在のラインナップだとこんなメニューも。

・ジョニーのからあげ監修 醤油からあげ
・豆腐干と蒸し鶏のさっぱりあえ
・大豆ミートソースの生パスタ

どんな料理か試してみたくなりませんか?

<メリットその4>ヘルシーで摂取カロリーも調節しやすい

私は糖質や塩分制限をしているわけではありませんが、すべてのメニューが糖質30g・塩分2.5g以下に調整してあるということでやはり管理するのにお手軽感があります。また、メニューを選ぶ時に以下の画面のような並び替え機能が利用できるのも便利でした。よく使ったのはカロリー順の並べ替えです。

私の周りにはナッシュの弁当を利用している人が何人かいますが、そのうちのひとりは「栄養バランスが考えられている献立だから、少し工夫してメニューを選べば置き換えダイエット中の食事管理にも使えて便利」と言い、別のひとりは「ナッシュの弁当はご飯がすすむおかずが多いのが気に入ってて、食べる時はいつもご飯多めに用意してる(笑)」と。なんだか正反対の使い方をしているようです。

要するに主食がついていない分、カロリー制限したい人もボリューム志向の人も、自分好みの食べ方ができて、それが満足度の高さにつながっている様子。これもナッシュの弁当の特徴といえるでしょう。

私自身は食べ過ぎたかなと思う翌日のランチはナッシュの弁当と少量のごはん、今日はがっつり食べるぞ!という日は麻婆豆腐などご飯が進みそうな料理を選ぶといった利用の仕方をしていました。そのせいもあって、ナッシュの評判で気になっていた「ダイエット中の食事管理にもおすすめ」というのは私には全く実感できませんでしたが……。

簡単に食事を済ませたい時はついレトルトやインスタント食品、市販の弁当やファストフードになりがちですが、それらに比べるとナッシュの弁当はヘルシーだと思います。

価格を考えると誰もにおすすめはできませんが、上に挙げた4つのメリットに「それ、いいかも!?」と感じた方なら、試してみても後悔しないと思います。

少しでもお得にナッシュの弁当を利用したいなら

ナッシュには初回限定でクーポンや割引きが設定されていることも多いので、注文するときは是非チェックしましょう。

たべぷろとナッシュのコラボサイトからご注文いただくと、たべぷろ読者特典で初回がなんと2000円オフ!

例えば6食セット4190円(税込・送料別)なら、1食あたり698円ですが、2000円オフとなると、1食あたり365円に!これなら気軽に注文することもできそうですね。

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また、定番のクーポンとして「お友達紹介クーポン」が用意されています。これはマイページの「お友達紹介」からSNSなどを通してナッシュをお友達に紹介し、そのお友達が購入した場合、お友達は初回以降利用可能な合計3000円OFFクーポンがプレゼントされ、紹介者にも合計3000円分のクーポンがプレゼントされるという仕組み。何度でも使えるので紹介したいお友達が多い人ならかなりお得感がありそうです。

また、購入数の累計によって割引きになる「nosh club」という制度があり、継続すればするほどお得に購入できるようになっています。

「nosh club」 はランク制で、入会時はランク1。累計購入数10食でランク2となり1%の割引きが適用されます。さらに継続によってランクが上がり、最も上のランク18(累計170食)になると、適用割引率16.55%に。10食セットなら最安の1食税込499円で購入できるようになります。

私は現在ランク3です。自身のランクはマイページから確認できます。

ナッシュの冷凍弁当 メニューの特徴は?

1ヵ月に24食のスタイルで試してみた私の感想をランダムに書いてみると、
・メニューは多彩で、比較的若い層を意識したラインアップ。
・エスニックや中国料理系メニューも充実している。
・鶏肉や大豆製品を使ったメニュー、「○○だれ」といったタレ、ソース系の味付けメニューが多い印象。
・揚げ物など1人分だけ作るのが面倒な料理をしっかりフォローしている。
・唐揚げやハンバーグといった弁当の定番料理も味付けやソースに工夫したものが多い。
・それぞれの料理に唐辛子マークで辛さが表示されていることからもわかるように、比較的スパイシーな料理が多い。
・温めムラができるメニューとうまく温められるメニューの差がかなりある。
・「朝食」メニューはおすすめのものが多い。

メニューの確認・変更をこまめに行って自分だけのラインアップに

次回の配達予定メニューを必ずチェックしましょう。終売になって入れ替わっていることもあるからです。

例えば、私の場合だと日曜日配達なら前週の水曜日の「変更締め切り」までならメニュー変更が可能です。私が選んだメニューは終売になって代替メニューに入れ替わっていたものも結構あったので、好みのメニューを選び直しました。

メニューの変更をした時には、「決定」ボタンを押すのを忘れずに!私はそれを忘れて届いてから変更できていないと気づいたことも。ちなみに、メニューの変更がきちんとできた場合は「メニュー変更」のお知らせメールが届きます。メールが届かなかったら再確認してみましょう。

フードライターが【想像とあまりに違った!】メニュー3選

今回のレビューは2022年9月10日時点の情報にもとづいています。最新のメニューはこちら

ナッシュはメニューの1週間に3品が入れ替えになるため、現在はないメニューがほとんどになってしまいました。そのため、ナッシュの弁当のラインアップを知るための参考にしていただければと思います。

それにしても、気に入ってリピートしたかったのに入れ替えになってしまったメニューが結構あって。復活を強く願っています。

メニュー名をみて自分で選んだのに、届いた弁当をレンチンして蓋をあけたら、「え、これ、なんだっけ?」というビジュアルのものもいくつかありました。とはいえ、イメージと違ったからおいしくないというわけではなく、新しい味に出会えてうれしかったこともあります。

焼き鳥の柚子胡椒

これはどうしても焼き鳥とは思えず、違うお弁当を温めてしまったのかと思ったぐらい。

柚子胡椒の辛みや爽やかさはあまり感じませんでしたが、見た目よりしっかりした味でご飯によく合うおかずでした。

豚の生姜焼き

生姜焼きというより一見、蒸し豚ぽい雰囲気。生姜焼きは弁当でも定番のメニューだけにイメージギャップが激しかったです。豚肉の下にほうれん草が入っていたのも意表を突かれました。味は、見た目より柔らかな豚肉に生姜とネギが効いていて食べ応えあり。

マスタード味のロマネスコ、燻製風味のカリフラワーは、どちらも「今度これ作ってみよう」と思わせる存在感のある副菜です。

パクチーたっぷり鶏肉の酸辣湯

そもそも「湯」(スープ)じゃない時点でメニュー名から乖離していますが、パクチーの風味がさほど感じられないことも想定外。

ただし、酸味と辛さのバランスが良い料理で、胡麻油を少しかけることでより好みの味に。副菜と主菜の相性も良いチャイニーズテイストのお弁当でした。

フードライターが【良かった!また食べたい】メニュー5選

やはりなんといっても気になるのは「おいしいかどうか」。個人の主観ではありますが、食べてみた中でこれはいける!と気に入ったメニューを本音で紹介してみます。

本格四川麻婆豆腐

唐辛子マーク3がついてるのはだてじゃないと納得の辛さ。山椒と唐辛子の麻辣がしっかり楽しめます。

料理のビジュアルはいまひとつですが、ツナともやしのXO醤添え、搾菜と葱のあえ物、カリカリの唐辛子とナッツという副菜もスパイシーでインパクトあり。中国の大衆食堂でテイクアウトしたみたいな楽しいお弁当でした。

メープルパンケーキ

塩気のあるベーコンやチーズと甘いメープルシロップクリームが入ったパンケーキの組み合わせが旅先の朝食を思い出させてテンション上がります。

ただ副菜のミックスナッツはコーヒーよりビールが欲しくなる味かな(笑)。かわいい見かけですが、435kcalもあります。

痺れる旨辛よだれ鶏

個人的にナッシュの「辛いメニュー」はどれもおいしいと思っています。

こちらもそのひとつで、ソースが残ったのでご飯にかけて食べたらこれだけで一品になるほどの満足感でした。

鮭のごま風味焼き

ナッシュには珍しく(?)ザ・お弁当といった趣のプレートでした。

鮭の下にきんぴらがかなり多めに入っている上、ブロッコリー、小松菜のおひたし、卯の花、そら豆と炒り卵と繊維質が多くとれそうなのもよかったです。

チリハンバーグステーキ

これは家族に好評でした。ボリュームがしっかりあって、ジューシーなハンバーグは「普通のハンバーグ弁当とは一線を画すおいしさ」とのこと。

チリソースも甘ったるくなくいい感じだけど、付け合わせにもう一工夫あればなぁとのことでした。

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フードライターが【予想を良い方向に裏切られた】メニュー3選

あんまり期待せずに選んだり、怖い物みたさ(?)で選んだのに、予想を超えておいしかったメニューも。

サルシッチャと芽キャベツのペペロンチーノ

パスタは好きでよく作るので、コンビニ製品や冷凍食品は買ったことなかったのだけれど、今回レビューのために選んだ一品。

正直、冷凍の調理済みパスタなんてと思っていたし、レンチンして蓋を開けた時も「ほらね。なんかきれいじゃないし食欲わかない」と思ったのだけど、皿盛りしてみるとなかなかいい感じに。そして食べてみるとおいしい。フジッリの食感もいいしサルシッチャもスパイシー。すぐ白ワインを開けました。

牛肉のビビンバ

ビビンバは好きだけど米粉加工品「レジラ米」が使われているのがおいしくなさそうと思ってちゅうちょしていましたが、具材に味がついていてご飯にも胡麻油が混ぜられているせいか、全く気にならず。

白菜のコチュジャン和え、ニラともやしのナムル、チヂミボールと、主菜と副菜のテイストが統一されていて、食べながら大韓航空の機内食を思い出しました。

フカヒレとズワイガニのお粥

酸辣湯弁当が汁なしで驚いたので、お粥も普通のお粥とは違うのでは?と思っていましたが杞憂でした。フカヒレはほとんどわからなかったけど、ズワイガニは思ったよりたっぷり。搾菜チャーシュー、青梗菜とメンマのあえ物、もやしの高菜あえという副菜もお粥に良いアクセントでした。

125kcalなお弁当なのでおやつや夜食によさそうでした。

フードライターが【失敗だった。リピはなし】メニュー3選

ポークチャップ

なぜこれがポークチャップなの?という疑問の中で食べ終わったお弁当。豚肉はソテーした感がない上に中途半端にトマトソースがからんでいてちょっと食べにくかったですね。きのこのエッグガーリックバター、大根とツナのオニオンドレ、キャベツのカレーマリネという副菜のどれとも相性がよくない感じでした。

ただよかったのは野菜がたっぷり使われていたことです。

牛肉のデミグラスソース煮

デミグラソース煮とのことでしたが、ソースと肉があまりなじんでいません。デミソース自体の味は悪くないと思ったのでそれが残念。

副菜3品はどれも主菜と相性がよくない感じで、珍しく食べきるのに少し苦労したメニューでした。

アッシ パルマンティエ

確かにジャガイモ+牛肉の料理ではあるけれど、本場のアッシパルマンティエとは見た目も味も全く別物。デミソースや中東のスパイス・デュカを使っている割には味がぼけている印象。

パンのおかずとしては悪くないと思いましたが、アッシパルマンティエが好きだから選んだメニューだったのでかなりがっかりしました。

「代替商品」「食材フィルタ」「追加配送」は上手に使えばとても便利!

ナッシュには地味に思えるけどかなり優秀な機能が搭載されています。そのひとつが「食材フィルタ」。ナッシュの弁当は主菜+副菜3品という構成なので、1食に使われている素材も結構多いです。いろいろな素材をバランス良くとれるのはいいのですが、やはりどうしても苦手な素材もあるので、それを使ったメニューを自動的に排除できる機能です。

苦手な食材を登録しておくと該当の食材を使ったメニューの上に「警告アイコン」が表示され、そのメニューは定期便や代替商品から省かれます。いちいち苦手な食材が使っていないかこまめにチェックしなくていいのでラクですね。

もうひとつが「代替商品」の指定ができること。これは選んでカートにいれていたメニューが終売になった場合などに、自動的に代替商品と入れ替えられる機能です。ナッシュはメニューの入れ替えが頻繁で、終売になることが多いのですが、代替商品を設定しておけば終売になった商品の代わりを選び直す手間がかかりません。

マイページのプランに表示され、いつでも入れ替えが可能です。

いつものプランに追加して注文したい時には、「配送追加」機能が使えます。家庭でのイベントなどで同じ商品を人数分欲しいという時や買い置き用に購入したいという時には、マイページの配送スケジュールの右上にある「配送追加」を押して注文しましょう。

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ナッシュの弁当 ウラ技的便利づかい

ナッシュの弁当は、普通に宅配弁当として楽しむ以外にも便利な利用法があります。試してみて欲しい利用法をご紹介します。

気の利いたギフトとして利用する

マイページのお届け設定から「ギフト」が選べます。ギフト先を設定することで、ナッシュの弁当を届けることができます。もちろん請求は注文者にきますし、納品書なども同封されないので安心を。

一人暮らしの家族や妊娠中や出産後で買物や調理がたいへんな方に贈ると喜ばれそうですね。私はまだギフト機能は使っていませんが、近々「仕事が忙しくて夕食を作る時間も食べにいく暇もないので最近はコンビニ弁当ばかりで飽きてきた」と嘆いている友人の誕生日に贈ろうと考えています。

ただ注意したいのは、ナッシュの弁当は冷凍食品でかさばること。贈る前に先方の冷凍庫事情はリサーチしておく方がよいでしょう。

ダイエット中の食事管理や健康管理に利用する

ナッシュの弁当を利用して自分のダイエット中の食事プランを立てるというのもおすすめです。全メニュー糖質が抑えめであることに加え、カロリーや使用食材が明記されていることで使いやすいでしょう。

そして、実際にナッシュの弁当をダイエット中の食事管理に取り入れている友人の話では「一番の魅力はメニューが豊富で飽きないこと」だそう。確かに自分でメニューを選ぶ楽しみもありつつ、カロリーの管理も可能で、しかも調理の手間がないというのは便利だと思います。

また、医師の指導で厳しく制限しないといけないほどではなくても、糖質や塩分を控えた方が良いといわれている方にとっても一食ずつにこれらの数値が明記されているナッシュの弁当は食事管理の強い味方になると思われます。

週末など特定の日の食事をナッシュの弁当に置き換える、食事のリズムを取り戻したい時などに集中して利用するといった使い方もよさそうですね。

まとめ買いやデザート注文で利用する

ナッシュの弁当は、毎回いろいろなメニューを選べるのが楽しいと繰り返し書いていますが、この逆の利用法もあります。それは、お気に入りメニューを数食まとめ買いするという方法。購入は1回分10食を全部同じメニューでもいいわけなので、お気に入りを常備食として購入しておくというのもおすすめです。

また「弁当」という枠にとらわれず、ナッシュではデザートやパンのメニューのみ利用することもできます。つまり1回の注文が全部ケーキでもOK。こちらも気に入ったものをまとめ買いしておくと不意の来客があった時などに役立ちそうです。

私はロールケーキを数種類まとめ買いしようと思っています。

ナッシュの弁当を上手に利用するコツは「スケジュール把握」

ナッシュの弁当を注文してから配送までのスケジュールは案外見落としがちなのでここで紹介してみます。

私は、配達指定を「日曜日」にしましたが、「木曜日」に注文決定のメールが届きます。そのメールに<お届け日時>とともにプラン、メニューも記載されているのが意外と便利です。そして前々日の「金曜日」の昼に【お届けのお荷物の伝票番号が確定いたしました】というメールが届きます。

これが反映されて追跡可能となったら運送会社への連絡で受け取り日時を変更することも可能です。

到着前日の発送済みメールではなく、数日前に予告メールが来ることで冷凍庫に空きを作ることもできますし、献立の予定も立てやすいのです。それでも私は一度、指定の日に到着するとどうしても冷凍庫に全部のお弁当が入りきらないと思われる時があって、その時は運送会社に配送を1日延期してもらいました。

ナッシュの弁当は「定期配送」です。慣れるまではマイページの配送スケジュール(こちらからも注文内容が簡単にチェックできます)とナッシュからのメールをチェックして、スケジュールをしっかり把握していくことが上手に利用するコツだとわかりました。

しばらく使わない時も解約より「スキップ」や「停止」がおすすめ

しばらく使う予定がない、受け取れない日が続くなどがわかった時には定期配送の解約を考えがちですが、ちょっと待って!

「解約」してしまうと、アカウント情報も削除されてしまうため、マイページへのログインができなくなり、nosh clubの会員ランクも失効します。もし再開したくなったときは一から始めることになるので解約はおすすめしません。

マイページの最下部にある「停止」ボタンから「停止」処理をすると、定期配送は止まりますが、マイページの利用は続けられ、nosh clubの割引も継続した状態で再開することができます。

ただ、「停止」が1年以上続くと会員資格を喪失し、nosh-clubの会員ランクも失効するので注意が必要です。

また、1回分ずつキャンセルする「スキップ」機能も便利です。注文をスキップしたい日があるときは、マイページの配送スケジュールからスキップを指定します。

急に用事ができて受け取りが不可になりそうな時や、旅行など不在予定がわかっていれば、早い目にスキップ指定をしておきましょう。もちろん解除も簡単にできますよ。

※定期配送のスキップ・停止・解約は、地域に応じて次回お届け日の4~5前までに、マイページからの操作が必要です。

冷凍の宅配弁当は子育て世代にもおすすめ

定期配送の冷凍弁当というと子どものいる家庭には縁が無いと思われがちですが、そんなことはありません。

「ギフトに利用する」のところでも書きましたが、子育てで大変な時には保存が効いて時短調理が可能な冷凍弁当は役立ちます。日々忙しく過ごすワーママの強い味方になるでしょう。

ナッシュの弁当はメニュー的に大人向きですが、ドーナツやロールケーキなどのデザートは子どもにも食べやすく、糖質が30g以下なのでおやつの食べ過ぎ予防にもおすすめです。HPのメニューから確認すると原材料だけでなく、添加物や着色料の表記もあるので子どものためにそういったこともチェックしている人にとっても便利です。

子どもの病気などのアクシデントや仕事が忙しくて買物にいけない時の非常食として、あるいは受験勉強の夜食にも役立ちそうですが、幼児ふたりを持つ友人は「子どもの世話で疲れ切って自分はろくに食べられないこともよくあったけど、ナッシュの弁当が冷凍庫にあるとレンチンですぐできるので便利。なによりカフェででてくるようなオシャレなメニューなのがうれしい。手のかかる子がいるからカフェなんてめったにいけなくなったけど、残りご飯と一緒に食べてもなんか心豊かになる(笑)。ちょっと高いなと思うけど精神衛生上役に立つので1ヶ月に何個かは買ってるの」とのこと。

なるほどナッシュの弁当にはそういう効果もあるのかと目からうろこでした。

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【おまけ】ナッシュあるある

周りでナッシュを利用したことのある人の声で私自身も「そうそう!」と思ったことをいくつか。ナッシュの利用を考えている方は頭の片隅にでも置いておいてもらうといいかも。

終売メールが届くたびにがっくり

メニューがまめに入れ替えられて新鮮なのはいいけれど、気に入ってリピートしていたメニューや、次も頼もうと思っていたメニューが「終売のお知らせ」メールに入っているととても残念。思わず「おまえもいってしまうのか~」と嘆息してしまいます。

食べ終わったパッケージ、どうする?

ナッシュは環境に優しい紙パッケージ使用。捨てるのも簡単なのでそれはうれしいのだけど、食べ終わったパッケージがそれなりにさばるのが悩み。「これなんかうまくたためる方法ってないの?」と思って食べ終わるたびにいろんな畳み方をしてみているのは私だけじゃないはず…

おわりに

今回は、6食/1週間を4回、ほぼ1ヵ月間ナッシュの弁当を購入したところで、大体の内容がわかったことと、仕事で定期的に受け取れないことも増えてきたので、実は解約しようと考えていました。

でも新しく追加されたメニューに興味があって、とりあえずスキップ機能を利用しています。nosh clubのレベルもせっかく3まで上がっているので、これからはプランを再検討しながら続けていくつもりです。

利用してみてわかったのは、ナッシュは、弁当自体がよく工夫されているだけでなく、配送プランや選ぶメニューをライフスタイルに合わせて変えながら利用することより魅力を増す宅配弁当システムだということ。これがナッシュの評判の良さの一因だと思います。

迷ったらまずはお試し気分で利用をはじめてみてはいかがでしょうか。

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※記事内のリンクから商品を購入すると、売上の一部がたべぷろに還元されることがあります。