鳥取県出身のズボラ主婦ライター・大熊ね子です。鳥取県には海の幸や山の幸などおいしいものがたくさんあります。そんな鳥取の食文化の魅力を皆さんに発信していきたいと思っています。
6月6日は「らっきょうの日」。普段はカレーなどの付け合わせとして食べられているらっきょうですが、アレンジ次第でおいしいおかずにも変身します。今回はらっきょうの日にちなんで、鳥取の「砂丘らっきょう」を使ったおかずレシピをご紹介していきます。

大玉でシャキシャキの砂丘らっきょう

鳥取砂丘近くの鳥取市福部町は、全国でも有数のらっきょうの産地。そこで生産されているのが「砂丘らっきょう」です。

大粒の白い肌が美しい砂丘らっきょうは、引き締まっていてシャキシャキとした歯ごたえの良さが特徴。10月下旬頃には畑一面に紫色の花が咲き、5~6月にかけて収穫されます。

その後、洗いらっきょうや根付きらっきょうとして出荷されるほか、甘酢漬けなどの加工品も鳥取の特産品として全国で販売されています。

らっきょうの食べ方といえば、最初にイメージするのがカレーの付け合わせです。しかし、アレンジ次第でメインのおかずのアクセントにもなるのが、らっきょうの魅力。砂丘らっきょうの歯ごたえを生かしたおいしいおかずレシピをご紹介します。

これはやみつき!らっきょう入り納豆そぼろ

最初にご紹介するのは「納豆そぼろ」。これは、人気番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系列)で鳥取特集が放送された際にらっきょうのアレンジ料理として紹介され、マツコ・デラックスさんも絶賛した料理です。

そぼろに納豆とらっきょうを加えた「納豆そぼろ」は、甘辛い味とシャキシャキとしたらっきょうの歯ごたえがやみつきになる一品。ご飯に乗せて食べれば、おかわりしたくなるほどです。きっと、お子様もモリモリ食べてご飯が進みますよ。

<材料>

  • ひき肉(豚でも合いびきでもOK) 150g
  • 納豆 1パック
  • 砂丘らっきょう(甘酢漬け) 約100g
  • 醤油 大さじ1と1/2
  • 砂糖 大さじ1

<作り方>

  1. らっきょうをみじん切りにする。
  2. ひき肉に醤油と砂糖を混ぜて5分置き、下味をつける。
  3. フライパンに(2)のひき肉を入れ、しっかりと炒める。
  4. (1)のらっきょうを加え、軽く炒める。
  5. 納豆を入れて軽く混ぜたら、火を止めて出来上がり!

食感が楽しい、らっきょうとエリンギの餃子

続いてご紹介するのは、大人から子どもまで大好きな餃子! 普段ご家庭で作る餃子にらっきょうとエリンギを足すことで、2つの食感を楽しめる餃子にしてみました。

らっきょうは小さめに、エリンギは大きめに切るのがポイントです。らっきょうのシャキシャキと、エリンギのコリコリで、いつもと違った餃子を召し上がってみてください。

<材料>(約20個分)

  • 砂丘らっきょう(甘酢漬け) 約40g
  • 豚ひき肉 150g
  • エリンギ 1本
  • ニラ 2本
  • 醤油 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2
  • 酒 大さじ1/2
  • ごま油 小さじ2
  • 片栗粉 大さじ2
  • 餃子の皮 約20枚

<作り方>

  1. らっきょう、エリンギ、にらをみじん切りにする。
  2. 豚ひき肉に、醤油、塩、みりんと(1)の材料を加えてよく混ぜる。
  3. 粘り気が出るまで混ぜたら、ごま油と片栗粉を加えて混ぜる。
  4. 餃子の皮に(3)の具材を包んでいく。
  5. 油を引いたフライパンに並べてしっかり焼いたら出来上がり!

6月6日は、らっきょうの日

6月6日はらっきょうの日。この記念日を制定した岩下食品(栃木市)によると、らっきょうが土の中でじっくりと成長していく姿を連想する漢字の「六」と、らっきょうの姿に似ている数字の「6」から、6が並んだこの日を「らっきょうの日」に選んだそうです。らっきょうの日を機会に、おいしいらっきょうを食べてほしいという思いが込められています。

参考サイト:
6月6日は「らっきょうの日」 岩下食品株式会社

今回は、らっきょうを使ったおかずレシピをご紹介しました。カレーの付け合わせのイメージが強く、普段なかなか食卓に並ぶことのないらっきょう。冷蔵庫に眠らせていてはもったいないので、ぜひアレンジ料理に挑戦してみてください。