体にうれしい大麦たっぷり!ヨーロッパ風野菜スープのおいしい作り方【6月6日は、大麦の日】
中央ヨーロッパ・ハンガリーの首都ブダペスト在住のフードライター旅野きっこです。ヨーロッパに点在する素敵な街を巡りながら、美味しい各地のグルメをお酒とともに堪能する日々を送っています。
さて、6月6日は【大麦の日】です。ハンガリーのドラッグストア「dm (ドロゲリエマルクト)」や「ROSSMAN」など、いたるところにあるストアやBio(オーガニック)ショップにて、オーガニックの大麦を手に入れることができます。
今回はそんな大麦をメインにした野菜スープをご紹介します。いくつかのハーブやスパイスがあれば、普段とはまた違う外国の味が楽しめますよ!
冷蔵庫の残り野菜で作ってみよう!
日本の家庭でも楽しめる外国テイストの野菜スープ、簡単な作り方をご紹介します。
【材料】
冷蔵庫に残っている野菜
(今回は人参・ズッキーニ・トマト・じゃがいも・玉ねぎ・キャベツを使用)
ローリエ
シナモンパウダー
クミンシード
生のローズマリー
野菜出汁パック 2袋
オリーブオイル
にんにく 1片
大麦(今回はもち麦を使用)
※お好みでブルーチーズやサワークリーム
【作り方】
- 鍋にオリーブオイル・潰したにんにく・ローズマリーを入れ、弱火でじっくりにんにくとローズマリーの香りをオイルに移します。にんにくは、キツネ色になったら取り出します。
- クミンシードと野菜を入れて炒め、もち麦も適量投入(今回は多め)して炒めます。ひたひたの水を入れ、野菜出汁を入れます(コンソメやブイヨンの代わりとして、筆者は「茅乃舎の野菜だし」2袋を入れています)。
- 沸騰したらアクを取り、ローリエとシナモンパウダーを入れて弱火で大麦がモチモチになるまでコトコト煮込みます。
- 最後に塩で味付けし、お皿に盛り付けたらブルーチーズを落として完成です。
※煮込みの際にパプリカパウダーを大さじ5くらい投入し、仕上げにサワークリームを落とすのもおすすめ
スパイスやハーブを使うことで香りが楽しめ、ちょっと普段とは違うテイストが味わえるのが魅力。またブルーチーズのアクセントも最高!です。
ヨーロッパの野菜スープは日本のお味噌汁のようなもの?
日本人である私達はお味噌汁を食べるとホッとしますよね。ヨーロッパでは大鍋でコトコト煮込んだ野菜スープが心身ともに温めてくれるのです。栄養たっぷり・愛情たっぷりということですね。
筆者が初めて大麦入りの野菜スープを食べたのはオーストラリア。友達がホームステイしているお宅のおばあさんが作ってくれました。外国テイストで鹿肉が入り、初めて食べた味だけどとても美味しく感じたのを覚えています。
温かいスープでリラックスしたい、栄誉もたくさん取りたい、そんな時に筆者はよく野菜スープを作ります。
日本の野菜スープとちょっと違うのはスパイスやハーブを使うこと。そして仕上げにサワークリームやブルーチーズを落とすこと。ハンガリー人の友達はこの野菜スープにパプリカパウダーをたっぷり入れて煮込みます。
6月6日は大麦の日
栄養価が高く様々な料理に活用できる大麦。そんな大麦の魅力を広く伝えようと、栃木県の「大麦工房ロア」によって「大麦の日」が制定されました。麦秋の季節である6月、おおむぎ→おお=0・むぎ→6との語呂合わせで6月6日になったのです!
ひとくちに大麦といっても実は含まれるものが多数。大まかには、まず「六条大麦」と「二条大麦」へ分類されます。六条大麦は麦ごはんや麦茶へ、二条大麦はビールや焼酎へ。
そして麦の性質でさらに分類されます。モチモチして粘度が高い大麦は「もち麦」、粘りの少ないプチプチした食感のものは「うるち麦」となります。うるち麦はアミロースとアミロペクチンが含まれ、もち麦はアミロペクチンのみで構成されます。
押麦は加工法での分類で、外皮を完全に取ってあるもの。もち麦は外皮を一部残すため、「大麦β-グルカン」を多く含みます。この大麦β-グルカンは水溶性食物繊維で糖質の吸収を抑え、腸内環境を整える作用に優れています。
参照サイト:
大麦の魅力 | 大麦生活公式サイト | 大塚製薬
近年話題のもち麦ダイエットはこのような作用から特に効果的とされているのでしょう。
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