栄養が豊富であることはよく知られているケールですが「青汁に入っている、苦い野菜」…そんな食べにくいイメージから、敬遠してしまいがちな野菜。
ところが最近は生食でも食べやすい「サラダケール」がいろんなメーカーから開発・発売されています。普通のケールよりも食べやすくなっている「サラダケール」を、さらに苦味を気にせずに、たっぷり量を食べられるアイデアレシピを2つご紹介します!

さっと火を通して、いろんな具材とあわせていただく「野菜炒め」

まず、簡単に取り入れられるのが「野菜炒め」。
葉の部分を適当な大きさにカットして、炒め物の出来上がりの少し前にケールを投入して一緒に煽ります。油との相性が良く、熱が通ると緑色が鮮やかになります。ケールだけつまんで食べても苦味を感じないほど。

葉の先の縮れ(フリル)が強いため、オイルなどの調味料がよく絡みます。少し火を通すだけであっという間に苦味が和らぐので、まずは試してほしい食べ方です。

原産は地中海沿岸の野菜。パスタの具材として使用しても、彩を添えてくれますよ。

サラダケール 左:ヴェルデ / 右:ロッソ 味は変わらないので色合いで選べばOK

パリパリで美味しい!すぐできる「ケールチップ」

オーブンがあれば簡単にできる、ケールチップ。今回は他の具材とは合わせず「ケール」そのものを美味しく味わう食べ方。

用意するのは、ケール、オリーブオイル、そして、塩などの調味料だけ。

<作り方>

  1.  洗ってしっかりと水気を切ったケールの葉をザクっと半分にカット(小さければそのままでもOK)。
  2.  オーブンの天板にクッキングシートを敷き、ケールをのせたらオリーブオイルをまわしかけ、混ぜて全体に行きわたらせます。
  3.  ケールの葉同士が重ならないように並べ、塩を振りかける。
  4.  190~200℃に熱したオーブンで5分ほど焼く。水分や色の変わり具合を見ながら好みの所で取り出せば完成です。

150℃くらいでゆっくり時間をかけて焼くのも良いですが、面倒くさがりな筆者は高温・短時間派。やりすぎると焦げてしまうためオーブンの中をちょくちょく気にかけておくと良いです。

パリパリっとかるーい歯ざわりで、スナック感覚でケールが食べられます。しばらく噛んでいると、後から菜っ葉の味がじんわり出てきて、つけもののような味わいになるのが不思議。

焼く前に振りかけた「塩」の代わりに、鶏ガラ粉末やパルメザンチーズにしても合いますよ。

パリパリのケールチップはそのままで食べるほか、サラダのトッピングにしてもグッド。生野菜との食感の違いが楽しめて美味しく食べられます。

苦くて食べにくい「ゴーヤ」の美味しいアレンジもありますので参考にしてみてください。