夏野菜のゴーヤ。最近では、ガーデニングを楽しみながら省エネに役立つ「グリーンカーテン」として、ご家庭の窓際でゴーヤを育てる「ゴーヤカーテン」も増えています。
ゴーヤは栄養豊富で夏バテ予防にもオススメの野菜ですが、あのゴーヤの特徴でもある「苦味」がちょっと苦手という方も。今回は苦味を和らげる「ゴーヤの唐揚げ」をご紹介します。

おすすめはゴーヤの唐揚げ

「ゴーヤの苦味がちょっと苦手…」

実は筆者もその1人。飲み物をはじめ、魚の内臓や野菜などの「苦味」がちょっと苦手のため、「ゴーヤ」はこれまで、どちらかというと避けていた野菜でした。

けれど、栄養が豊富な夏野菜。なんとかこの苦味を和らげる食べ方はないか?といろいろ試した結果、ある料理にたどり着きました。ゴーヤが苦手な方にもオススメですよ!

ゴーヤの唐揚げ

<材料>

ゴーヤ 1本
片栗粉 大さじ2
生姜 1かけ
にんにく 1~2かけ
醤油 大さじ2
酒 大さじ2

<作り方>

  1. ゴーヤを縦半分にカットし、種や綿をスプーンでとって、5mm幅にカット。
  2. カットしたゴーヤを軽く塩もみし(分量外)、ビニール袋に入れ、片栗粉以外の材料を入れて揉み込み、30分程度漬け置きします。
  3. 袋から取り出し片栗粉をまぶして、少し多めに油を引いたフライパンで揚げ焼きにする。(コーンスターチもあれば片栗粉に混ぜるとよりカリッとします)

塩気を欲する時やお酒のおつまみにもぴったり。調味料で味も染みているため、苦みを気にせずおいしくいただけます。

下ごしらえのひと手間で食べやすくなるゴーヤ

「苦味の元であるゴーヤの綿はしっかりと取り除く」とよく言われますが、ワタをそのまま食べてみても苦くはないので、個人的にはやはり緑の実の部分が苦いのだと思っています。

筆者がゴーヤを料理する時には、見た目に影響しない程度に綿と種を取り除いたら、苦味を和らげるために工夫することは以下の5つ。

  1. 塩又は塩麹をふりかけ混ぜて「塩もみ」する
  2. 砂糖又は甘酒を混ぜる
  3. 薄切りにして水にさらす
  4. 卵などを絡ませて苦味をマイルドにする
  5. 他の具材と共に比較的濃いめの味付けにする

苦味を完全にオフすることは難しいですが、和らげたり感じにくくする工夫で驚くほど食べやすくなりますよ。

苦味が少ない白ゴーヤ、赤くなった種!?

よく見る緑色のゴーヤ以外に、あまり市場に出回ってはいない白くてきれいなゴーヤもあります。こちらは苦味が少なくて食べやすいのでオススメ。もし見かけたらラッキー。スライスしてポン酢+鰹節をふりかけただけでも、美味しく食べられます!

さらに、ゴーヤをカットした時にビックリする「赤い種」もあります。これはゴーヤが熟した状態。写真よりももっと熟して真っ赤になり柔らかくなったものは甘いのだとか。そのまま生で食べる人もいるようですよ。