果物のももに見立てる、ロシアのももクッキー「ペチェーニエ・ペルシック」の作り方を紹介していきたいと思います。
実は、このお菓子は、私の思い出の中でとても重要な位置を占めています。子供の頃はお母さんと遊びでよく作りました。可愛くて懐かしい味です。

ロシア風クッキー生地の作り方

サワークリームやバターがたっぷり入っているロシア風クッキー生地は、アイスボックスクッキーのように、作る工程の中で冷蔵庫で生地を寝かせる必要があります。寝かせる前までは生地を軟らかめに作り、冷蔵庫で冷やすことで生地を硬めにします。

生地を分割して、丸めて、オーブンで焼く前に、専用の型でクリームを詰めるためのくぼみを作ります。

焼きあがった生地が温かいうちに、丁寧に型を外しておいてください。専用の型をお持ちではないのであれば、クッキーが焼きあがってからスプーンで穴をくり抜きましょう。

冷ましたクッキー生地の中にキャラメル・クリームを絞り、アーモンド(ももの種のイメージ)をのせます。

2つ合わせると、ももにそっくり!

よりももらしく仕上げるなら、ロシアで豊富にとれる根菜類(ビーツと人参)のエキスを使うのがおすすめです。美しい色合いになりますよ。

ビーツと人参の絞り汁を混ぜ合わせ、できあがったもも色の液を塗ったら、グラニュー糖をまぶしてください。最後にミントの葉を飾ります。

たべぷろでは以前にもビーツについてご紹介しています。

キレイな赤になった理由は?教授おすすめビーツのスープ【レシピ付き】
ビーツでピンク色のお料理を作りたいシチュエーションは?【たべぷろアンケート】

ロシアのももクッキー「ペチェーニエ・ペルシック」のレシピ

レシピをご紹介しますので、ぜひお楽しみください。

<材料>(6個)

▽クッキー生地
卵・・・1個
粉糖・・・100g
塩・・・一つまみ
無塩バター(室温)・・・50g
サワークリーム・・・30g
薄力粉・・・270g
ベーキングパウダー・・・小さじ1/2

▽飾り用
グラニュー糖・・・適量
人参のジュース・・・適量
ビーツのジュース・・・適量
ミントの葉・・・適量

▽クリーム
※キャラメル・クリーム・・・1/2缶
アーモンド・・・6個

<作り方>

  1. バターを室温に戻しておく。薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるっておく。
  2. 生地を作る。ボウルの中に卵、粉糖と塩を入れて、ミキサーで白っぽくなるまで混ぜ合わせる。バターとサワークリームを加え、さらに混ぜる。粉類を加え、生地をこねる。ラップに包んで、冷蔵庫で最低30分休ませる。
  3. 生地を35gずつに分割して丸め、型を使用して穴を開ける(型を持っていない場合は焼きあがってから穴を開ける)。
  4. 余熱を入れて、180 度で12-15分焼く。
  5. クッキーが焼きあがったら、温かいうちに型を外すか穴を開ける(アップルコラー)。
  6. 絞り袋と口金を使用してクッキーの両面のくぼみにクリームを入れ、片面にアーモンドを飾る。両面を合わせて、ももの形にする。
  7. クッキーの両面に野菜ジュースとグラニュー糖をつけて、ミントの葉を飾る。

※キャラメル・クリームは、缶詰のコンデンスミルク(練乳)を圧力鍋で30分煮たものです。圧力鍋がない場合は、鍋の中に缶詰のコンデンスミルクと水をたっぷり入れて、沸騰させます。その後、弱火で3時間煮ると、コンデンスミルクがキャラメル・クリームに変わります。