神戸市在住のたべぷろ編集部員の田添マチ子です。日本人なら欠かせないお米♪ 一時期“炭水化物ダイエット”が流行り、私も挑戦しました。ところが食べることが人生の楽しみの8割を占める私にとって、お米がない食事は満足度がダダ下がりして、心まで痩せてしまいました。やはりお米は日本人のソウルフードなのです。今回はお米にプラスするとさらにパワーアップする雑穀の食べ方のご紹介です。

赤・黒・緑の三彩米とは

なぜこの日が雑穀の日なのかはなんとなく、分かりますね。「ザッ」、「コク」のごろ合わせが由来です。春は様々な植物が芽を出し、旬の食べ物が出てきます。レストランなどでも春の新メニューを目にすることが多いでしょう。その中に少しでも多くの雑穀を取り入れてもらおうと雑穀の記念日になったそうですよ。

兵庫県赤穂市にある「工房あか穂の実り」では、自然豊かな農地でレンゲ草などを田畑で育てたものを土を一緒に耕して肥料にする緑肥を使う、環境保全型の減農薬栽培を採用しています。そこで育った古代米を使った「三彩米」が今回ご紹介する雑穀米です。

赤、黒、緑…彩り豊かな三彩米は三種類の古代米が含まれています。

一つ目は赤米(あかまい)です。見てそのまま、赤い皮に包まれています。これはポリフェノールの一種です。

二つ目は黒米(くろまい)です。こちらも黒い皮に包まれていて見たままの名前。この黒米にはアントシアニン、ビタミン、カルシウムなどが含まれています。

三つ目は緑米(みどりまい)です。緑米は初めて聞いた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。この緑米は確かに全国でも生産量が少なく、貴重で幻の米と言われているのだとか。亜鉛やマグネシウム、繊維質が豊富。

これだけの栄養素が含まれているのですから、いつもの一杯のご飯が三彩米を加えるだけで栄養素がグレードアップするのは言うまでもありません。炭水化物を食べることに罪悪感を覚えるという女性も気が楽になりませんか?

三彩米の炊き方・食べ方

特に難しいことはありません。白米一合に大さじ1を混ぜて炊くだけです。

ただ、お水の量とお水に浸ける時間だけは気を付けてください。水を入れる時は一合分より1~2ミリ上になるように注ぎます。いちばんおいしく炊くためには水に浸ける時間もとっても大事です。かといって浸け過ぎても美味しさが損なわれます。冬の寒い時期は1時間弱くらいは浸けるようにしましょう。

思わず笑顔がこぼれる炊きあがり

名前も彩り豊かな「三彩米」ですが、名前だけではありません。実際に炊きあがったものを見ると笑顔がこぼれます。なぜなら炊きあがった三彩米入りのご飯はほんのり桃色になっているから。

小さな女の子などはもちろん、女性なら見て思わず笑顔になってしまうのではないでしょうか。おまけに栄養満点とくれば、文句なしですね。

普段の白米だけのご飯に比べるとツヤが倍増しています。きらきら、ツヤツヤしています。もうこれだけで幸せですよ。

では早速食べてみます。印象的なのはその食感です。どの雑穀米も入れると多少食感が変わるものですが、三彩米はモチモチ、モチモチしています。これは緑米のお陰です。緑米は普通のもち米より粘りが強く、甘みがあるのです。

いつものご飯が、グレードアップし、見た目も華やかになる「三彩米」。手軽に豊富な栄養を取れるのも魅力です。美容が気になる女性にもおすすめしたい雑穀米です。お値段もお手頃です。200gで370円。300gで520円です。詳細は「工房あか穂の実り」のHPをご覧ください。作り手の真摯な想いや姿勢が伝わってきますよ。今日から栄養満点ご飯を食べてみませんか?