まだまだ寒さも残っていますが、先日今年の桜の開花予想が発表されました。今年は平年並みかやや早まると予想されているとか。お花見スポットではイベントが開催されたり、屋台が並んだりしますが、桜を愛でながら、みんなで楽しくいただくお酒や食事は格別です。今回はお花見弁当にオススメの持ち寄りお料理のアイディアとレシピをご紹介します。

 お花見弁当のおかず・メニューのポイント

持ち寄りのお弁当にするときは、冷めてもおいしくいただける調理法や食材、食べやすい食材がおすすめです。

また、おかずのメニューを考える際にも、主食や主菜・副菜のバランスはもちろんのこと、「五味(と淡味、旨味)・五色・五覚・五法・五適」を意識すると彩りも良く、最後までおいしくいただけるお弁当になります。

「五味」と淡味、旨味

甘味・塩味・酸味・苦味・辛味を指し、これらをそれぞれ調味に取り入れると飽きもこずに最後まで楽しめます。ここに淡味(素材そのものの味を生かす)、旨味を意識します。旬を意識した食材を取り入れると、季節感や美味しさも増します。

春が旬の食材についてはこちら
春が旬の野菜や山菜でデトックス!春野菜の上手な選び方・食べ方

「五色」

白・黒(紫)・黄・赤・青(緑)を指します。白は清潔感を与え、黒は引き締める効果、黄や赤は食欲を増進させ、青(緑)は安心感を与えると言われています。

「五覚」

視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚を指し、味だけではなく食感や見た目の美しさ、香りなどを意識します。

「五法」

焼く(焼き物)・煮る(煮物)・揚げる(揚げ物)・蒸す(蒸し物)・生(生、切る)です。

一つの調理法に偏らず、様々な調理法を組み合わせましょう。

お寿司・ちらし寿司アレンジ:1 可愛くヘルシーに

お花見弁当といえばお寿司を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

マンネリしがちなお寿司もトッピングや使用する食材、盛り付けでグッと印象も変わります。ヘルシーなお寿司アイディアをご紹介します。

野菜のヘルシーちらし寿司

野菜をたっぷりとあしらったヘルシーなちらし寿司。春野菜の三つ葉やスナップエンドウ、たけのこも入れて。ヤングコーンやミニトマトの黄色や赤色を入れると彩りも良くなります。

野菜をたっぷりあしらった野菜のちらし寿司。かまぼこは蝶々に飾りきり。

小さなカップに入れた一口カップちらし

こちらは人数が多い時もおすすめ。食用花(エディブルフラワー)やそぼろ卵、三つ葉などをのせても可愛らしく出来上がります。

お寿司・ちらし寿司アレンジ:2 女子ウケ!スーパーフード寿司レシピ

黒米入りグレープフルーツ寿司

寿司酢はもともと砂糖や塩分量が思いの外多いので、寿司酢のかわりにグレープフルーツ果汁を使うと、お砂糖も控えめでさっぱりといただけます。

グレープフルーツ果汁を使用した酢飯のレシピがこちらです。

〈材料〉(2合分)
米 2合
黒米 大さじ1
A:グレープフルーツ果汁 100cc
A:塩 小さじ1
A:砂糖 小さじ2と1/2

〈作り方〉
あらかじめAを混ぜ合わせて調味料を溶かします。米は固めに炊き、炊き上がったらAを加えて冷ましながら混ぜ合わせます。

旬の食材をふんだんに使ったお花見弁当を作りました。

黒米が入ると、ぷちぷちとした食感を楽しめ、彩りもよくなります。昨今では、黒米以外の雑穀のスーパーフードがミックスされている物を使用しても。

写真では俵状にまとめたグレープフルーツの酢飯を、薄焼き卵を巻き、さっと茹でた三つ葉で結んでいます。是非お試しください!