東京都にワイン醸造所を構える深川ワイナリー東京は4月18日、大阪国際空港にワイン醸造所を開く。空港内にワイナリーが開設されるのは世界初。醸造体験やオリジナルのワイン造りも行う。併設のバルではその場で醸造したワインが楽しめるほか、日本各地のワインを季節ごとに提供する。「空港が目的地になるようなワインの新しい楽しみ方を提案する」(同社)

「大阪エアポートワイナリー」では、醸造歴20年以上の照屋賀弘氏が常駐する。年間生産本数は約1万2000本と規模は大きくないが、ワイン造りの楽しさを伝える場としていく考え。バルでは、ガラス越しに醸造風景を眺めながら、ワインと食事が楽しめる。ワインは、ソムリエが厳選したヨーロッパ主体のボトルワインも100種以上用意する。

また、料理にも力を入れる。大阪国際空港から半径50マイル(約80km)以内の地元食材を使い、南イタリア料理に仕立て提供する。

◇日本食糧新聞の2018年2月16日号の記事を転載しました。