アンニョンハセヨ!埼玉県狭山市在住の韓国家庭料理研究家のライター、在日コリアン3世の李亜民です。スーパーや韓国物産展などでコチュジャンを買って一回は使ったことある方、いらっしゃいますよね。韓国旅行に行ったお友達にコチュジャンをお土産でもらったことがある方もいらっしゃると思います。
でもうまく使えない、どう使えばいいか分からない方、たくさんいらっしゃると思うんです。そんなあなたに、今日はコチュジャン活用術をおすそ分け。おうちで韓国気分を存分に味わってみてください。

まずはお味噌汁に!

簡単なのは、お味噌汁に溶いて入れること。味噌汁に合うんです。あさりやかき、かにやら魚介でダシをとったお味噌汁に溶くのがおすすめです。味噌汁が少し赤みがかるだけで、なんだか韓国風! 寒い冬、アツアツのピリ辛お味噌汁は食欲をそそりますね。

子どもたちと掘ったさつまいもを入れて作った豚汁。ほうとうの麺を入れて、大人にはコチュジャンとねぎを添えてみるのもいいですね。わたしは在日コリアン家庭で育ったので、豚汁にはコチュジャンや唐辛子の粉を入れて食べるのが小さいころから当たり前でした。

日本では七味ですかね。たまにコチュジャンに変えてみるのはいかがですか?

以前ご紹介したテンジャン(韓国の味噌)の記事にも書きましたが、ジャンと付くものはお肉に合います。

テンジャンの記事はこちら
冷蔵庫に韓国味噌やコチュジャンが余っていたら肉詰めピーマンに!【レシピ付き】

お肉と一緒に炒めるとこれまた逸品! 肉野菜炒めなどに使ってみてくださいね。

わたしはチャプチェのお肉にコチュジャンを和えて炒めます。コチュジャンを和えたものは大人用に、和えなかったものは子ども用にと分けて使ってみてくださいね。

かんたんで美味しい!ただ野菜に付けるだけ!

きゅうりに付けて食べてもよし。にんじん、大根、今の時季ならセロリかしら。スティック野菜を作って付けて食べるだけでも美味しいですよ。これからクリスマスパーティーや忘年会のシーズンに突入ですよね。

少し洒落っ気を出すなら、ディップのパターンを増やすのもオススメです。

①コチュジャン&マヨネーズ
②コチュジャン&ソース
③コチュジャン&テンジャン(韓国の味噌)

マヨネーズとソースなら、ほとんどのご家庭にあると思います。一般的にテンジャンはないと思うので、ご自宅にある味噌で対応してみてください!

コチュジャン&テンジャンでバッチリ!韓国旅行気分が味わえる!

年末年始、韓国に旅行した気分を味わってみませんか? おうちでぜひカンテンジャンを食べてみてください。

カンテンジャンとは? 耳慣れないことばですよね。「カンが強い」「テンジャンが味噌」強い味噌?笑。

テンジャンスープを汁気がなくなるまで煮込んだのがカンテンジャンです。塩気が増すのでしょっぱいですが、ごはんがすすむくん! 野菜に付けて食べるのがいい塩梅です。上の写真のようにキャベツを蒸して、焼いたお肉とごはんを乗せてカンテンジャンを付けて包んで食べた瞬間、韓国にぶっ飛びます。

残った味噌汁で!カンテンジャンのレシピ

<材料>(4人分)
・残り味噌汁 150ml
・コチュジャン 大さじ1
・テンジャン 大さじ1.5
・シーフードミックス 4分の1袋
・トッポッキ 8個
・しめじ 2分の1袋
・ねぎ 2分の1本
・とうがらし(赤、緑) 2本ずつ(鷹の爪でも可◎)
・にんにく 1かけら

<作り方>
1.残ったお味噌汁にしめじとトッポッキを入れて火にかける。

2.シーフードミックスは1㎝くらいに切って、ねぎ、とうがらしと一緒に入れる。

3.コチュジャンとテンジャンを溶きながら入れましょう。
4.小さく切ったにんにくも一緒に煮込む。

5.5分ほど強火でかき混ぜながら煮込み、中火で10分煮込んで汁気がなくなったら完成。

トッポッキが入っているので、焦げないように何度かかき混ぜてください。残った味噌汁をいかに韓国料理に工夫するかがポイントです。はじめに書きましたが、味噌にコチュジャンは合うので残った味噌汁との相性抜群!

おうちでキムチの汁が残っていたら、それも入れて煮込んでください。キムチはたくさんのだしが効いています。おうちでぜひ試して、韓国気分を満喫してくださいね!