イタリア料理コンクール パスタと肉料理を競う
在日イタリア商工会議所(ICCJ)は4日、東京都内で第8回イタリア料理コンクール「グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2017」の決勝戦を開催した。決勝は選抜された8人のシェフが戦い、厳正な審査の結果、サンパット・バンダラ氏(スリランカ出身31歳、ヒルトン東京お台場勤務)が優勝した。
日本国籍以外の優勝者は初めてで、バンダラ氏は、表彰状のほかイタリア往復航空券、Vino Hayashiのイタリアワイン通信講座1年分、ルッカイタリア料理学院5日間体験入学などの副賞を獲得した。
決勝進出者は、持ち時間1時間でパスタと肉料理を制作。作品は(1)味(2)盛付け(3)「バイオバランス黒毛和牛いちぼ肉」の活かし方(4)創造性–の4ポイントを基準に審査した。
<各審査員の総評>
クリスティアーノ・ポッツィ氏「この10年、日本のイタリア料理は大きくレベルを上げたと確信する。知識、情熱を兼ね備えたシェフが多かった」
ステファノ・ファストロ氏「もちろん、彼らはイタリア人ではない。しかし、私たちにはない考え方で、イタリア料理にアプローチしていることを評価したい」
シモーネ・カンタフィオ審査委員長「日本のシェフたちがイタリア料理をどのように見ているかが分かり、大変興味深かった。上位に入った3人の作品は見事だった」
第8回イタリア料理コンクール「グラン・コンコルソ・ディ・クチーナ2017」決勝進出者▽土井俊介(トラットリア・ダ・テレーサ/東京)▽中村慎輔(カジュアルイタリアン酒場バーカロラッツァ/兵庫)▽佐藤雄基(IL Beige/愛知)小嶋航路(Bistro cosicosi/東京)▽櫛田賢市(びわ湖大津プリンスホテル レイクビューダイニング ビオナ/滋賀)▽横山浩平(IL NESSO/神奈川)▽高瀬智之(リストランテ マキャベリ/東京)▽サンパット・バンダラ(ヒルトン東京お台場/東京)
◇日本食糧新聞の2017年12月11日号の記事を転載しました。
日本食糧新聞の発行からウェブサービスの電子版、セミナーや展示会まで、食に関わる情報サービスをベースに人とのつながりやビジネスを支えます。 日本食糧新聞 外食レストラン新聞 百菜元気新聞 月刊食品工場長 電子版 たべぷろ 動画配信等のメディア事業 食品経営者フォーラム 食品文化振興会 新製品研究会 表彰事業 ファベックス 展示会 料理教室等各種事業
詳しくはこちら
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。