はいさい! (= 沖縄の言葉で「こんにちは!」) 。沖縄在住のたべぷろ編集部員、中村サッシです。11月1日は「ソーセージの日」なんです!
さまざまな種類があるソーセージの中でも、私が暮らしている沖縄では代表的なものが「スパム (ランチョンミート)」です。

缶の中には豚のひき肉が

ソーセージの形の「1」が3つ並んで「ソーセージの日」かと思うかもしれませんが、残念ながらハズレです。日本で初めて「国産ソーセージ」が公開された日にちなんで、11月1日となっています。

11月1日はソーセージの日(大木市蔵WEB記念館)

スパムは豚のひき肉が腸でなく缶に納められている、いわば「缶入りソーセージ」と言えます。肉と言えば豚肉の文化である沖縄では「ポーク」と呼ばれ、日常的に愛されているソウルフードの一つなんですよ。

今回は、未経験の人から「これ、どうやって食べたらいいの!?」という声がよく挙がる「ポーク」が実際に沖縄で楽しまれている3つの食べ方を紹介します!(以下、「スパム」「ランチョンミート」の名称を「ポーク」で統一します。)

1. ポーク玉子おにぎり

まず一つ目は、たべぷろでも以前紹介されていた「ポーク玉子おにぎり」です。名前の通り、「ポーク」を玉子焼きと一緒におにぎりにしたものです。ポークはかなり塩っ気が強いので、味付けをしていない玉子と一緒に食べるとちょうど良い塩加減になるのがおいしさのポイント。なんと「ポーク玉子おにぎり」の専門店もあるくらい沖縄では人気があるんですよ。

玉子無しで「ポークおにぎり」の状態でもスーパーやコンビニでよく見かけます。

お弁当にもぴったり!沖縄のご当地おにぎり”ポーク卵”の作り方

2.チャンプルー

二つ目のおすすめは「チャンプルー」です。

チャンプルーとは「炒めもの」のこと。沖縄の言葉で「混ぜる」を意味しているので、いろいろな肉や野菜を好きなように入れて楽しめるのが特徴です。

たべぷろでも以前紹介されていた沖縄の特産品のゴーヤー (ニガウリ) を使った「ゴーヤーチャンプルー」を筆頭に、お麩を使った「フーチャンプルー」や豆腐を使った「豆腐チャンプルー」等々。さまざまなチャンプルーの具として「ポーク」も頻繁に登場します。

素麺と混ぜ合わせる「ソーミンチャンプルー」なら主食もおかずも一皿でばっちりです!

沖縄ならではのゴーヤーチャンプルーの作り方

3. 味噌汁

最後の三つ目は、「味噌汁」です。

これは最も意外かもしれませんね。沖縄では、定食屋の味噌汁に「ポーク」が入っていることも多いんですよ。やや脂っ気の多い「ポーク」のコクがスープに溶け込むので、ポークの味噌汁だけでごはん何杯でも食べられてしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか? 今回ご紹介した3つの食べ方は、どれも「ポーク」さえあれば身近な食材で簡単においしく作れてしまいます。「ポーク」は生そのままでも食べられますが、沖縄では加熱して使う場合がほとんどです。

火を通すと最高に食欲をそそる香りも漂ってきますので、少し焦げ目が付くくらいフライパン等で焼くなど調理してみてください。通常のソーセージとは一味違った「沖縄テイスト」が楽しめますよ!