急須で入れたプレミアムなお茶の楽しみ方を日本橋から発信
伊藤園は、急須で入れたお茶のおいしさや楽しみ方の訴求に注力している。このほど、国産素材やシングルオリジン(単一品種・単一生産者)などのこだわりぬいたお茶を揃えた日本茶専門店「日本橋 和の茶 伊藤園」を三越日本橋本店本館地下1階食品フロアにオープンした。
国内のお茶の生産農家に赴き、よりすぐった希少なこだわりの茶葉(緑茶・紅茶・烏龍茶)や抹茶やほうじ茶を使用したロールケーキなど、“ここでしか楽しめない”というプレミアムなコンセプトの下、お茶の楽しみ方やおいしさの発信力を強め、急須で入れたお茶のおいしさを訴求して、お茶への興味関心を高めていく。
国内の荒茶生産量の2割以上を扱う同社の調達力を生かし、年間で数kgから数十kgの生産量しかないなど、国内のさまざまな産地の希少価値の高いお茶を楽しめるのが、同店舗の大きな特徴となる。
金色に輝く茶葉とコクのあるうまみが特徴の「黄金(こがね)みどり」は、50gで5400円(税込み)と希少価値が高いことに加え、顔や畑が見える生産者によるシングルオリジン(単一品種・単一生産者)という特徴もあり、同店舗はお茶の生産農家と消費者をつなぐ役割も担っていく。
同店舗で初登場となる「和の茶 玉露」は福岡県産八女(やめ)玉露「伝統本玉露」を100%使用し、特別な技術で瓶に詰めたプレミアムな緑茶飲料(375ml・税込み価格2160円)や、お茶会用の抹茶を使用し、国産素材にこだわった各日数量限定販売となる抹茶、ほうじ茶のロールケーキ「和の茶ロールケーキ」(各1本、税込み価格2592円)などの和スイーツも取り揃え、新たなお茶の楽しみ方も発信提案していく。
石坂健一郎特販営業本部取締役本部長は「お茶屋にルーツを持つ『こだわりぬいたお茶』の店舗として、全国の希少な茶葉やスイーツなど、この店舗でしか味わえない商品をラインアップ。三越日本橋本店というロケーションから、富裕層をはじめ、多くの人にお茶のおいしさや楽しさを発信していきたい。生産者の顔や畑が見えるお茶を毎年提供していくことや、屋久島産の和紅茶など、国産にこだわり、今後も展開していく。希少なお茶やスイーツとの出合いが『急須で入れたお茶』を楽しむきっかけになってもらえればいい」と意気込みを語った。
◇日本食糧新聞の2017年10月13日号の記事を転載しました。
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