ロイヤルホストは6日から11月上旬まで、「秋のご馳走~食べてつながる熊本・宮城の美味しさ~」フェアを全国の220店舗で開催している。これは日本各地の魅力ある食材を同社の商品開発力とコックの調理力で、新しい洋食として紹介する「Good JAPAN」シリーズの第8弾。

今年初となる今回の「Good JAPAN」は、16年の熊本地震と11年の東日本大震災の復旧・復興を応援する思いが込められた全8品を提供。

熊本県の「“肥後のうまか赤鶏”のグリル~醤油バターソース」、宮城県石巻市の「桃浦かき」など同県産カキと牡鹿漁業協同組合の養殖するギンザケを使った「銀鮭と蒸し牡蠣のフェットチーネ~クリームソース~」、両地域の食材をふんだんに取り入れた「熊本宮城 秋のご馳走膳~肥後のうまか赤鶏の高菜ごはん&銀鮭・帆立・海老のみぞれ煮&牡蠣フライ~」などが味わえる。

このうちメーンメニューとなる6品は、1品につき10円を被災地に寄付する。またカキフライは、同社では数年ぶりのメニュー登場となり、メーンのほかにサイドメニューとしても提案。

佐々木徳久社長は、8月30日に行われた難波御堂筋店での試食会で「24時間営業の店舗をなくし、160店舗の営業時間を短縮した。来客数は平均2人減ったが、客単価は40円増となり売上げは去年を超えている。黒毛和牛などの国産食材を使用したメニューが単価増に寄与した。さらに野菜と豚肉はすべて国産に切り替えて好評だ。昼・夜、週末をターゲットに、自社の強みを生かせる“ファミレスとしての機能”を絞り込む戦略を進めている」と述べた。

◇日本食糧新聞の2017年9月6日号の記事を転載しました。