「見える油」と「見えない油」を知って賢く使いましょう【レシピ付き】
油は人間には欠かすことの出来ない重要なエネルギーの供給源です。「見える油」、「見えない油」という分け方をご存じでしょうか。「見える油」というのは、肉や魚、穀類や、豆、乳製品など、食品そのものに含まれる油です。
ダイエットで注意すべき油は?
日本人が摂取している油脂の内訳は、植物油など「見える油」が約1/4、残りの約3/4は「見えない油」です。
「油は太る」というイメージから、調理に使う「見える油」を敬遠したりしていませんか?ダイエットなどで本当に気をつけなくてはならないのはむしろ「見えない油」。食品に含まれている油ははっきりとはその量が分からないので、気づかずにたくさんとってしまうこともあるのです。
植物油と栄養について興味のある方は日本植物油協会のWEBサイトをご覧下さい。
桜えびのかき揚げ、からっと香ばしく仕上げるには
健康を維持するためにビタミンは欠かせません。油で調理することにより、脂溶性のビタミンの吸収が高まります。今回は「桜えびのかき揚げ」をご紹介します。
天ぷら、から揚げ、フライなどの揚げ物は、からっと香ばしく仕上げるために、適温で揚げる事が大切です。揚げ油は野菜が170℃くらい、肉や魚は175~180℃が基本になります。油の温度が下がりすぎないよう、揚げる量は入れすぎないように気を付けましょう。揚げている途中で軽く混ぜるなどすると均一に火が通りやすくなります。
桜えびのかき揚げ
<材料(4人前)>
干し桜エビ・・・・・・・・10g
みつば・・・・・・・・・・60g
サラダ油・・・・・・・・・適量
A から揚げ粉・・・・・・30g
A 天ぷら粉・・・・・・・40g
A 水・・・・・・・・・・60ml~
※木べらに具材をのせて、すべらすように油に入れるとハネにくく、形よく揚げることができます。
<作り方>
- みつばは3cm長さに切る。
- Aを合わせ、衣を作り①と桜エビをあえて、170℃に熱した油におとし、かき揚げを作る。
油との相性が良いきのこ類
秋が旬のきのこ。きのこ類は、油との相性もよく、天ぷらも美味しいですよね。食品の中でも、しいたけは、カリウムをもっとも多く含んでいます。そして、しいたけを干して作られる「乾しいたけ」には、ビタミンDが豊富になります。
ビタミンDは、腸からのカルシウムの吸収や、骨へのカルシウム吸着に大きな役割を果たしています。カリウムは、ナトリウムの排泄を促し、血圧を下げ、筋肉や心筋の活動を正常に保ち、便秘解消、老廃物の排泄を促す働きがあります。
それに、食物繊維も豊富です。食物繊維は、腸管内におけるコレステロールや、発がん物質などの有害物質を吸着し排泄を速めます。
その他、しいたけには、エリタデニンという他のきのこ類にはない特有の成分が含まれており、コレステロール値や血圧を下げる働きがあります。また、レンチナンという成分が含まれており、レンチナンは1985年に坑腫瘍剤として認可されています。
◎きのこのレシピはこちら
小林まさみの乾しいたけエコうまレシピ(日本産・原木乾しいたけをすすめる会)
◎堀江家の母と娘の簡単レシピはこちら
堀江家の、母と娘の乾しいたけレシピ(日本産・原木乾しいたけをすすめる会)
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