茨城県つくば市は、名峰「筑波山」をはじめとする豊かな自然、世界最高水準の研究と教育を行う拠点「筑波研究学園都市」として有名です。つくばエクスプレスが開通してからは、商業施設も増え注目の場所です。今回はつくばで見つけた科学のまちにふさわしい、栄養、健康にこだわったおいしいお店を2つご紹介します。

ハーブを使って減塩効果

こちらのお店「café Living」は、なんと薬局に併設されているカフェです。

薬剤師であるオーナーが「薬剤師としての経験を積みながら、もっと社会に貢献できないか…。薬剤師だからといって、薬だけを扱うのではなく、薬局が食育の発信になれないか?アロマやハーブも扱い、生活習慣病やメタボリックシンドローム、ストレスの軽減はできないか?」との思いで出されたお店です。

私がこちらのお店でおすすめしたいのが「日替わりライスランチプレート」税込1350円。

たくさんの種類の野菜がたっぷり入ったプレートです。1日に摂りたい野菜量の半分はありそうです。これだけの野菜をこのお値段で提供できるのも農業が盛んな茨城だからなのではないでしょうか。

野菜はただ盛り付けられているのではなく、それぞれがきちんと調理されていています。特に私が感動したのは料理と一緒についてくる、ハーブ塩。店内にはハーブも販売されており、本格的なハーブの香りがする塩です。ハーブなどの香草を使うと少しの塩でも味をしっかり感じられるため減塩効果があります。

café Living
茨城県つくば市東新井26―13―101
<営業時間>11:30〜15:00(ラストオーダー14:00)
<休日>日曜、祝日

「科学のまち」つくばで、じっくり研究された低糖質パン

続いては、青い建物がかわいらしい、熟年夫婦が営むパン工房「アンリエット」です。安心・安全な食材を用いて、赤ちゃんやこれからお母様になられる方に安心して召し上がって頂けるパン作り、食物繊維やミネラルの豊富な健康食材を用いて、健康長寿の手助けとなるパン作りを目指しています。

こちらのパンの特徴は天然酵母使用のため風味がすばらしいのはもちろんですが、健康パンを作っている点です。研究学園都市という立地条件を生かし、大学、研究所からのアドバイスを受けながら研究開発されたパンです。

羅漢果全粒粉100%山食とカロリーオフ低糖質パン

特に私がおすすめしたいのは羅漢果全粒粉100%山食です。自身も趣味でパン作りをするのですが、食物繊維豊富な全粒粉100%でパンをここまでおいしくできるのはすごいことです。またほのかに感じる甘味料の羅漢果は糖尿病の患者さんにもおすすめしているものです。

営業日は日曜、月曜のみで臨時でお休みのこともあるので確認が必須です。また、数に限りがあるので売り切れ次第閉店します。私が先日来店した13時ですでに完売状態でした。通信販売も行っているので、利用してみてください。

アンリエット
茨城県つくば市下横場340-2
電話番号 029-836-8867

「パンのまち」つくば

つくばは秋葉原から電車(つくばエクスプレス)で1時間弱と、日帰りでも行ける距離です。おいしいものを食べるついでに、筑波山を登山するもよし、筑波宇宙センター(JAXA)でロケットの実物も見ることができるのでお子さんと一緒に行っても楽しめます。

また、居住者に外国人研究者も多いせいか本格的なパン屋が連なっています。パンのまちつくばとして賑わっているため、パン好きな方も楽しめますよ。