約10年前に登場し、その後ブームを巻き起こした「肉寿司」。今ではすっかり定着した感があるが、この肉寿司を看板メニューに掲げる大衆酒場業態「道玄坂肉寿司」が、このほど“映えスポット酒場”「シン・ニクズシマン」に生まれ変わった。

同店は気軽に足を運びたくなる従来の大衆酒場の良さを残しつつも、これからの居酒屋文化を支えるZ世代に照準を合わせている。メイン料理の肉寿司と共に、楽しく面白いビジュアルにこだわったサイドメニューやドリンクがとにかくユニークだ。提供の演出や盛り付けなど遊び心ある新発想を加え、五感で楽しむ料理を目指したという。

フィルムを取るとイクラ、とろろ、マグロたたきが流れる盛り付け演出

店内はネオン装飾やペインティングが施されていて、明るく楽しい空間になっている。サラリーマンを中心に親しまれてきた肉寿司酒場の新時代に向けたリブランディングの挑戦。エモいメニューの数々とイマ風な空間は、Z世代に大いに受け入れられそうだ。

「シン・ニクズシマンの薫るカクテル」770円(税込み) カクテルの上にフレーバー入りの大きな泡をのせる。泡がはじけたら香りが広がる演出

●店舗情報
「シン・ニクズシマン」
経営=ガーデン/店舗所在地=東京都渋谷区道玄坂1-11-2/席数=55席/平均客単価=3,300円

◇外食レストラン新聞の2023年2月号の記事を転載しました。