マルヤナギ小倉屋は、チューブ入り佃煮「ごはんにイチおし おかか昆布」「同大豆の肉味噌風」の2品(140g、標準小売税込み278円)を、1日から順次全国のスーパー・小売店で発売している。同2品は、食卓に出す際にほかの容器に入れ替える手間がかからず、取り箸を使わずに適量を押し出せるので、子どもでも簡単に扱える。

「ごはんにイチおし おかか昆布」=写真=は甘口おかかとまろやかに炊いた昆布の佃煮。北海道産昆布100%使用し、短めカットで、ご飯はもちろん、おにぎりの具や冷奴など幅広く活用できる。「同大豆の肉味噌風」は刻んだ蒸し大豆の食感と甘みに、トマトペーストのうまみがアクセントの肉味噌風おかず味噌。おにぎりの具や野菜サラダ麺など用途は幅広い。

おかか昆布

「現在の佃煮市場はカップ入り、袋入りの2種の容器形態が主流。カップ入り佃煮は蓋つき容器のため保管がしやすいメリットがあるが、パッケージのバリアー性という点では袋入り佃煮が優れている。一方、袋入り佃煮は保管のしやすさという面で課題があり、当社が実施したアンケート調査でも『ほかの容器に入れ替えるのが面倒』『取り出すときに手や箸が汚れる』『中身を取り出しづらい』『こぼれたりはみ出ることがある』『冷蔵庫に置きづらい形状』が不満点の上位五つとなっており、容器の課題が多いことが分かる。そこで『おいしさを保つ』というメリットは保ちつつ、これらの課題を解決する『押すだけ適量』『箸いらずで簡単・清潔』『冷蔵庫で保管しやすい』佃煮を開発した」(同社)。

◇日本食糧新聞の2022年9月5日号の記事を転載しました。