ビッグな蓮の葉はレンコン料理の名脇役!江戸の風情を表現
東京・上野の「れんこん」は、店名の通り「レンコン」をメイン食材にした創作料理を20以上ラインアップしているレンコン料理専門店。1998年の創業から20年以上経つ今もテレビ情報番組などに取り上げられる人気店だ。
レンコン料理専門店らしいインパクト大な“名脇役”といえば、コース料理限定で提供されている「蓮飯」や「ローストポーク 蓮の葉包み」などに使用する「蓮の葉」だ。ご存じの通りレンコンは蓮の根茎部分のこと。
蓮の葉は直径50センチほどもあり、ほぼ円形で軟らかく、料理を包みやすい。また葉肉厚めで撥水性もあって丈夫なので使い勝手がいい。何より、蓮の葉で包んで蒸し上げると上品な香りを放ち、料理の品格を一段と高めてくれる。
「江戸時代には近くの不忍池で収穫したレンコンを将軍に献上していたほどの特産物でした。周辺の茶屋では、だんごやおこわを蓮の葉で包んで提供していたといわれています。お客さまに、そうした上野の食文化に思いをはせていただきたい」とオーナーの菅谷潤さんは語る。
写真の蓮飯の具材にはレンコンだけでなく、希少な「蓮の実」も加えて専門性の高さを追求している点も見逃せない。漢方薬では滋養や鎮静といった作用を持つものとして知られており、ヘルシー志向の客に好評だ。
●店舗情報
「れんこん」 所在地=東京都台東区上野4-9-1
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